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ECB政策指針、成長に伴い調整の公算=専務理事

ロイター 5/4(木) 23:32配信

[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、ユーロ圏の成長が力強さを増しており、今後の政策指針を示すフォワードガイダンスの一部は時間とともに変わる可能性があるとの考えを示した。

プラート氏の発言は、ECBが来月の理事会で、追加緩和の可能性や下振れリスクに関する文言を削除するとの観測を後押ししそうだ。

プラート氏は、ユーロ圏の回復の裾野が国やセクターを超えて広がっており、インフレ率も2019年までに目標近辺に近づくだろうとし、総じて比較的楽観的な見方を表明。「第2・四半期はやや上振れリスクがある」とし、「リスクバランスは改善している」と述べた。

その上で「フォワードガイダンスの中核部分には明確な論理がある」とし、「その他の要素については変数的な性質を有しており、入手する指標に応じて調整される可能性がある」とした。

ECBはこれまで、資産買い入れを年内いっぱい継続し、その後も当面は金利を低水準に据え置くとの方針を繰り返し表明している。

プラート氏は「ユーロ圏の成長が海外からの悪影響に対し耐性を強めていることは心強い」と指摘。第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)は前期比0.5%増と、米国を上回る伸びとなったが、プラート氏は第2・四半期は前四半期よりさらに良いだろうと述べた。

ただインフレを巡っては慎重姿勢を崩さず、インフレ上昇が持続可能になるには、賃金の伸びが一段と加速することが必要との考えを示した。

インフレ率は今年、1.5%程度で変動した後、2019年までには2%弱の目標近辺に向けて緩やかに加速するだろうとしている。

また、ECBは最新の経済見通しを公表する6月に、景気見通しに対するリスク評価を見直すと明らかにした。

*内容を追加して再送します。

最終更新:5/5(金) 0:09

ロイター