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「追憶」岡田准一、降旗康男と木村大作に“同い年の台本”贈られ大感激

映画ナタリー 5/4(木) 21:29配信

本日5月4日、「追憶」の公開直前イベントが東京・スペースFS汐留で行われ、キャストの岡田准一、小栗旬、監督の降旗康男、撮影の木村大作が登壇した。

【写真】左から木村大作、小栗旬。(他12枚)

同イベントでは「追憶」のほか、降旗と木村が仕事をともにした「駅・STATION」「夜叉」を上映。岡田や小栗らの登壇は観客には秘密にされていたため、彼らが現れると会場は大きな歓声に包まれた。

1981年公開の「駅・STATION」で初めてタッグを組んだ降旗と木村。木村が「降旗さんは東大卒のインテリで、現場では物静か。私は血気盛んでヤクザ的なキャメラマンでした」と出会った頃を振り返ると、岡田が「大作さんは今も変わらないですよ(笑)」と口にして笑いを起こす。降旗は「(木村について)山の中で縦横無尽に飛び回っているやつがいるという話を聞かされたんです。どこから撮るとかすべてツーカーなのでだいぶ助けてもらったし楽をさせてもらった。これからまた新たな仕事ができたらいいなと思っています」と思い出を語るが、放送禁止用語が含まれていたため、岡田に「監督!」とツッコまれていた。

「駅・STATION」で主演を務めた高倉健の印象を、木村は「『八甲田山』で初めて仕事をしたときは、何が高倉健だと思っていました。健さんの顔なんかどうでもいいんだよ、俺は山が撮りたいんだ!と言っていて」と明かして観客を笑わせる。また木村は「『駅・STATION』を撮るときに健さんが『やっぱり木村大作とやろう』と言ってくれて、僕は降旗さんと出会ったんです」とコメント。さらに同作の脚本を手がけた倉本聰について「クローズアップ、バストと指定が書き込んである脚本が届いた。クローズアップって書いてあるところは意地でも引いたね!」と話す一幕もあった。

木村が参加した降旗の監督作に関して、小栗は「『鉄道員(ぽっぽや)』は僕らが映画を観るようになった頃に出会った作品。ファンタジーなのに違和感がなくて、沁みる映画だなあと思います」と、岡田は「(高倉が出演した)『夜叉』『駅・STATION』『居酒屋兆治』は深く刺さっている3部作ですね。僕もこんな雰囲気が出せるようになればいいな」とそれぞれ思い入れたっぷりに語る。

中盤では、岡田と小栗がフィルムカメラで撮影を実演することに。降旗の「用意、スタート」を合図にカメラを回した岡田は「これを回せるってなかなかない! 幸せな時間です」と笑顔を見せ、小栗は「めっちゃいいっすね! これは楽しいです!」と興奮気味に感想を述べた。岡田が「大作さんはカメラで覗くと役者さんの体調がわかるんです。大作さんの前では嘘がつけないっていうのが僕たちの間で伝わっている伝説ですね」と言い、小栗が「撮影の最終日に、木村さんに『お前二日酔いだろ』って言われました」と続ける場面も。

終盤には岡田と小栗へ、降旗と木村からプレゼントが。降旗が「夜叉」の撮影時に高倉から贈られた帽子と「駅・STATION」の台本を手にした岡田は「僕が生まれたときに撮られた作品だから、同い年の台本!」と顔をほころばせる。小栗は「鉄道員(ぽっぽや)」の帽子と「駅・STATION」撮影の際に高倉がスタッフに配ったライターを贈られ、「僕がこんなのをもらっていいんですか? 大事にします。とにかくお二人ともお元気でいてください」と感謝を述べた。そんな2人に降旗が「僕らもがんばりますけど、お二人もがんばってください」とエールを送り、イベントは終了した。

「追憶」は、ある殺人事件をきっかけに刑事、容疑者、被害者という形で25年ぶりに再会した幼なじみ3人を描くミステリー。5月6日より全国にて公開される。



(c)2017映画「追憶」製作委員会

最終更新:5/4(木) 21:29

映画ナタリー