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【NHKマイルC 達洋がゆく】<2>タイムトリップ、脚質改革成功で勝てる

スポーツ報知 5/5(金) 6:05配信

◆第22回NHKマイルC・G1(芝1600メートル、7日・東京競馬場)

 維新の志士に限らず、江戸末期の徳川幕府にも改革派の人物はいた。幕臣だった勝海舟は、海外列強に対抗できる海軍の整備に力を注いだ。タイムトリップの菊川調教師を取材すると、このマイル決戦に向けた“改革”を知ることができた。

 逃げた昨秋の京王杯2歳Sは7着に敗れて、続くジュニアCも先行して3着。その後の近2走は、一転して後方からの競馬だ。記者が「あまりスタートが良くない…」と聞くと、菊川師は「あえて抑えてためる競馬を覚えさせている。スピードに任せて行くこともできるが、京王杯はハナに行って、抵抗できずに終わってしまったからね」と真意を明かした。改めて近走のレース映像を見ると、決してチグハグではなく、意図したものと分かった。

 今回と同じ舞台の東京で、1400メートル戦だったクロッカスSでは、4角7番手から上がり最速33秒3の末脚を発揮して快勝。「あそこまで控えていけば、ああいういい脚が使えた。だからあの馬のいいところを磨いていこうと」。2戦ぶりにコンビを組む戸崎騎手も、カンナSとクロッカスSで2勝を挙げた頼もしいパートナーだ。改革に突き進んだ同馬は、“勝(かつ)”にふさわしい器量を備えていそうだ。(坂本 達洋)

最終更新:5/5(金) 10:16

スポーツ報知

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