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【楽天】梨田監督、鬼采配で貯金「12」1失点好投の先発古川を5回2死で交代

スポーツ報知 5/5(金) 8:03配信

◆楽天2―1オリックス(4日・コボパーク宮城)

 楽天は4日、接戦を制しオリックスとの首位攻防3連戦(コボパーク)に勝ち越しを決めた。故・大沢啓二監督に並び、史上18位の通算725勝目を挙げた梨田昌孝監督(63)は、先発の4年目・古川侑利投手(21)を5回2死で代える非情采配。6投手の継投で1点のリードを守り切り、貯金を今季最大の「12」とした。

 最後の打者を空振り三振に仕留めると、松井裕が笑顔を見せた。コボパーク史上最多2万7294人が詰めかけたスタンドが一気に沸く。オリックスとの首位攻防3連戦。初戦を落としながら、連勝で勝ち越した。6投手の継投で接戦を制した梨田監督は「自分の持ち場、持ち場でやってくれている。いい勝ち方になった」と目尻を下げた。

 鬼采配で勝利をもぎ取った。同点の5回、2死満塁。プロ初勝利を目指していた先発・古川から菅原に代えた。「先発で3点までなら、いかしてもいいと思ったけどね。与田投手コーチが心を鬼にして、『菅原でいきましょう』と言ってくれた。迷う場面だけど」。6回からは福山からの必勝リレー。1点のリードを、最後まで守り切った。

 若い力に託した。この日、マスクをかぶったのはプロ初スタメンの5年目・下妻貴寛(23)だった。「相手もディクソンなんで、若い力で、どんなリードをするか分からないのもいいかと思った」と指揮官。古川とのコンビで5回1失点の下妻は「カーブで緩急も使えたのが大きかった。チームが首位で2位のオリックス戦。試合をつくること、最少失点を意識しました」と出場試合初勝利の味をかみ締めた。

 これで今季最多の貯金12。2位とのゲーム差も最大の3まで広がった。それでも梨田監督は「8回1死三塁で、1点でも取っておかないと。ブルペンに負担がかかりすぎている」と手綱を締めることも忘れなかった。春の珍事では終わらせない。ここからも油断なく、白星を積み重ねていく。(山口 泰史)

最終更新:5/5(金) 19:09

スポーツ報知