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静岡、逆転サヨナラで東海切符!9回1死満塁から村松がV打「あまり覚えていません」

スポーツ報知 5/5(金) 8:03配信

◆春季高校野球静岡県大会 ▽準決勝 静岡4x―3藤枝明誠(4日・草薙球場)

 静高が逆転サヨナラで東海切符をつかんだ。準決勝が行われ、静岡(推薦)は藤枝明誠(中部4位)と対戦。1点を追う9回1死満塁で1番・村松開人(2年)が左翼へ二塁打を放ち、4―3で競り勝った。東海大静岡翔洋(中部1位)は磐田東(西部1位)を3―1で下した。ともに2年ぶりとなる東海大会出場を決めた両校は、6日の決勝でぶつかる。

 静高が土壇場で試合を引っ繰り返した。2―3の9回1死二塁で、代打・木下将吾(2年)が死球で出塁すると、途中出場の丸田拓実(3年)も「次につなごう」と四球を選んで満塁に。絶好のチャンスで、1番・村松が2球目を左翼へ流し打ち。木下がサヨナラのホームを踏むと同時に、大喜びのナインが猛然とベンチから飛び出した。

 村松は、ここまでの県大会は6打数1安打と不調で、この日も8回まで4打数1安打。「緊張しました」と最後の打席を振り返った。6回の守備では3点目を許す悪送球をしていただけに、余計にうれしかった。「思い切り振ることだけ考えていた。打ったのは多分ストレート。あまり覚えてません」と苦笑し、「すごい勢いで先輩が走ってきたので怖かったです」と劇的勝利の余韻に浸った。

 2戦連続で大勝しており、決勝を前に競り勝つ経験ができたことは大きい。「準々決勝では2点取られた時に雰囲気が落ちてしまったけど、きょうは最後までいいムードでした」と一番最初に村松に抱きついた5番の森康太朗(3年)。好機を併殺でつぶし続けても「焦りはなかったし、負ける気はしなかった」と村松も声をそろえた。栗林俊輔監督(44)も「9割5分は我慢の展開。この経験は夏に生きると思う」と選手たちの成長に目を細めた。

 控え選手も輝いた。8回先頭で代打に出た小林晃輝が「食らいついた」と左前に落として反撃ムードを高めた。9回は公式戦初登板の左腕・鈴木翔也(ともに2年)が0点に抑えて明誠の勢いを止めた。まさにチーム一丸の勝利だった。

 2015年夏以来、約2年ぶりの頂点が視界に入ってきた。「このチームは県で優勝していないので勝ちたい」と村松。秋春連覇がかかる東海へ、県王者として臨む。(里見 祐司)

最終更新:5/5(金) 8:31

スポーツ報知

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