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ホンハイ主導で劇的改善を見せるシャープ。市場の期待はさらに加速?

投信1 5/4(木) 12:15配信

計画比で大幅な上振れでの着地となった2017年3月期決算

大型連休前の2017年4月28日にシャープ <6753> が発表した2017年3月期決算は、売上高は2月17日時点の会社予想にインラインでしたが、営業利益は会社計画474億円に対して624億円と大幅な上振れでの着地となりました。

1年前の2016年3月期実績が▲1619億円の大幅な赤字であったことを勘案すると、まさにV字型の回復を達成したことになり、ホンハイ主導での構造改革が順調に進展していることが読み取れます。

新年度予想は開示されず

一方、注目の2018年3月期予想については、事業環境・リスクを勘案し、現在策定中とされ、5月26日に開催予定の中期経営計画説明会で公表するとされました。

現時点での営業利益の市場コンセンサス予想は、前期実績比+20%増の750億円となっています。今後の株価を考えるうえでは、このコンセンサス予想が上昇するのか、あるいは下落するのかがカギとなると考えられるため、まずは、直近の四半期(1-3月期)の動向を振り返りながら、そのことを考えてみたいと思います。

2017年3月期第4四半期(1-3月期)は全てのセグメントが黒字に

第4四半期の実績は、売上高が前年同期比+8%増と2015年3月期第1四半期以来、11四半期ぶりに増収に転じていました。また、営業利益は435億円(前年同期は▲1,329億円の赤字)、純利益は162億円(同▲1,476億円の赤字)と第2四半期に続き黒字を計上し、前年同期比でも大きく改善していました。

また、セグメント別営業利益も、ビジネスソリューション(複写機など)を除くと全てのセグメントが前年同期比で増益となっていました。

一方、営業利益率も、IoT通信(携帯電話)や健康・環境システム(エアコン、冷蔵庫など)は、いずれも12%超となり、エネルギーソリューション(太陽電池)にいたっては50%に達していました。一方、ディスプレイデバイス(液晶及び液晶テレビ)は3%に留まりましたが、2四半期連続で黒字を確保していました。

このように、第4四半期の実績からは、特定の分野にだけ依存するのではなく、幅広い事業でバランスよく利益
を確保する姿にシャープが転換しつつあることが読み取れます。

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最終更新:5/4(木) 12:15

投信1

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シャープ6753
418円、前日比+4円 - 5/26(金) 9:27