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行動の半分は無意識!意志が弱くても習慣を変える方法

All About 5/4(木) 21:15配信

◆1日の半分は「習慣的な行動」に費やされている?

家から最寄り駅までの道のりでいつも同じ道を通ったり、駅のホームで電車を待つ位置が決まっていたり。私たちは1日のかなりの時間を習慣的な、いわば決まりきった思考や行為に費やすものです。

こうした「習慣」の研究に関しては、南カリフォルニア大学のWendy Wood教授など、多くの成果がこれまでにあります。それらによれば、私たちの多くは1日の活動時間のおよそ40~50%を何らかの習慣的な、いつもと同じ行為に費やしているようなのです。

いったん身についてしまった習慣を改めることは、なかなか難しいもの。今回は悪い習慣を直したい時に押さえておくべきポイントを精神医学的なアプローチで詳しく解説します。

◆一度「習慣」になれば意識せずに行動できる

何かしらの行動が習慣になると、それをしているということをあまり意識しなくなります。たとえば、朝電車に乗ったらすぐにスマホをポケットから取り出すことが習慣になれば、電車に乗ったとたん、何も考えずにポケットからスマホを取り出すかもしれません。

これは、私たちが何か習慣的な決まりきった事をする時、それに関与する脳のプロセスが、新しく何かをする時とは大きく異なっていることが原因です。私たちが習慣的な事をする時には、脳にあまり負荷が掛からないような仕組みになっているのです。これはたいへん合理的でもあります。

どんな些細な事でも全神経を集中させていれば、すぐに疲れ果ててしまうでしょう。もしそんな時に重大な決断を下す必要が生じたりしたら大変です。

重要な精神活動に対しては、脳はしっかりエネルギーを消費して対処します。でも決まりきった事をする時はしっかり手を抜く……これが、習慣的な行為ならば、私たちが何も考えずにできるようになる原理です。

しかし、それは諸刃の剣です。確かに何も考えずに物ことができればたいへん楽ですが、場合によっては、その習慣自体が本来すべきことではない可能性もあります。

例えば、机についたらまず目先の仕事に取りかかるべきなのに、雑誌をめくることが習慣になっていたら、頭の中ではそれがいけないと分かっていても、つい行ってしまうでしょう。その大きな原因のひとつは、机について、雑誌を手に取り、それを目の前に広げ、ページをめくり始める、までの一連の流れが自動的になされているためです。

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最終更新:5/4(木) 21:15

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