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【中学入試】「対話型学習」で思考力・表現力を養う

5/4(木) 10:01配信

ベネッセ 教育情報サイト

思考力入試、適性検査型入試などと呼ばれる新しい入試が、近年増え続けています。今回は、これらの入試で求められている思考力や表現力をつけるのに有効な対話型学習について、詳しくお話しします。

◆まずは受け入れ、別の視点を示して深掘りを促す

思考力・表現力を問う問題の多くは、正解がひとつではありません。このような問題に対して、まず大切なのは「間違えてはいけない」と思わせないこと。問題を自分なりの視点でとらえ、恐れず考えを表現できるようになるためには、対話型学習が有効です。ぜひ、過去の入試問題や時事問題を材料に、ぜひご家庭で話し合ってみてください。

その際、大切なのは、「否定しない」ということです。お子さまの考えが間違っているとか無理があると感じても、まずはよく聞いて受け止めてあげられるかが重要なのです。なぜそんなふうに考えたか、お子さまの考え方の背景を聞いたうえで「でも、こういう時はどうするの?」「こんなふうに考える人もいるかもしれないよ」などと、別の視点を示してあげてください。

たとえば人口減少に悩む町について、写真やグラフなどいくつか資料が提示され、「もしあなたがこの町の町長だとしたら、どんなことをしたいと思いますか」という問題があったとします。特産品や観光スポットの開発、企業や公共施設の誘致など、様々な方法が考えられますね。
これに対し、たとえばお子さまが「遊園地をつくればいい」といった場合。「それはいい考えだけど、ここは交通がすごく不便なんだよ。大きな町のそばには、ほかに楽しい遊園地もいっぱいあるよ。遠くからお客さんを呼ぶには何か工夫が必要なんじゃない?」というふうに、お子さまの考えが深まるようなヒントを示してあげましょう。その考え方を否定するのではなく、根本は受け入れたうえで、問題点を指摘してあげることが大切です。その問題点をどう乗り越えるか、お子さまが粘り強く考え、「最初に出した答えより、こっちの答えのほうがいいな」と、自分で気づくことができれば良いですね。

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