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<GW後半>山の事故に注意!登山者に呼び掛け バイク捜索チーム「たてワン隊」初出動

5/4(木) 10:44配信

千葉日報オンライン

 ゴールデンウイーク(GW)後半が始まった3日、千葉県警館山署(高橋信一署長)は南房総市の伊予ケ岳と富津市と鋸南町にまたがる鋸山で、山岳事故防止への啓発イベントを行った。同署が結成した千葉県内初のバイク捜索チーム「たてワン隊」が初出動。山岳遭難への注意喚起のチラシを配ったほか、悪路に強いオフロードバイクで山道をパトロールした。

 県警によると、今年4月末現在、県内で山岳遭難が3件発生。3月には、鋸山で高齢者2人が転落死するなど3人が死亡している。

 標高300メートル級の房総丘陵はじめとした山岳地帯を管轄する館山署は、山岳遭難への対応を強化するため、4月にオフロードバイク2台を配備。交通機動隊白バイ経験者で構成する捜索チームも立ち上げ、有事の際に備えている。

 GWで観光客や登山客が多く訪れることが見込まれるこの日は、管内の登山スポットである伊予ケ岳入口と鋸山登山自動車道駐車場で活動を展開。

 「山の事故は高い山だけで発生しているわけではありません」「登る山に見合った装備と知識を備えることはもちろん、経験や体力を自覚した登山計画を立てましょう」と注意を喚起するチラシ計560部を配った。南房総市観光プロモーション課や鋸南町地域振興課も協力した。

 トレーニングとして伊予ケ岳に登りにきた木更津市の会社員、坂上聡さん(53)は「普段から山登りは気を付けている。自然の中で守れるのは自分しかいないので、これからも山に行く時は体力や装備、天候を見ていきたい」と気を引き締めた。

 高橋署長は「この時期は昼間は暖かいが、朝夕は冷える。油断しないで登山に臨み、安全に楽しんでもらいたい」と呼び掛けている。