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上昇気流のホークス打線「恐怖の8番」本格化で近づく脅威打線の早期完成

5/4(木) 8:23配信

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2日の西武戦は7、8、9番で12打点、3日同戦は上林が5打点と大暴れ

 ソフトバンクが上昇気流に乗り始めた。3日の西武戦(ヤフオクD)に快勝。これで3カード連続の勝ち越しを決め、今季最多の貯金4とした。工藤公康監督がシーズンを戦う上で掲げる「カード勝ち越し」を、ようやく安定して掴めるようになってきた。

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 ここにきて、チームを牽引しているのが、下位打線の面々だ。2日の西武戦(ヤフオクD)では9番の甲斐拓也が逆転満塁弾を放ち、8番に座る上林誠知が3ランと2ランと1試合2発と活躍。3日の同戦では、上林が逆転満塁弾を放つなど、2安打5打点の大暴れ。ここに来て、開幕から不振にあえいできた7番の松田宣浩も3戦連続マルチ安打と当たりが出始め、打線に活気が戻ってきた。

 2日は松田が3打点、上林が5打点、甲斐が4打点と、3人で12打点。14得点のほとんどを3人で稼いだ。3日は上林1人で5打点。ここ2試合のこととはいえ、これほどまでに得点を生み出せる下位打線は、他球団にはないだろう。
 
「クリーンアップを警戒すれば、四球もあって、中村(晃)君がいると、そこが繋がる。7、8番にチャンスが回ることが多くなる。ああいうところで1本出ると得点になるし、長打なら大量点になる。だから(上林を)8番に置いているというわけではないけど」

 工藤監督は、自軍の打順について、こう語る。この2試合は、まさに指揮官が思い描く理想の形だったことだろう。

存在際立つ「恐怖の8番」上林、クリーンアップに匹敵の活躍

 その中でも、特に存在感を際立たせているのが上林だ。5試合連続でスタメン起用されている背番号51は、ここまで74打数22安打で打率.297。5本塁打は、内川聖一に並ぶチームトップタイとなり、15打点も内川、デスパイネの4、5番に次ぐ数字。「恐怖の8番打者」となっている。

 上林が8番にいる意味は、とてつもなく大きい。川崎が加わり、今宮、柳田、内川、デスパイネ、中村晃、松田と続く打線は、ただでさえ、相手チームにとって脅威のはず。普通、相手投手にとっては息つく場所となる下位に、1発もある打者が入ることで打線に切れ目がなくなり、相手にとてつもないプレッシャーと脅威を与えることになるだろう。それだけに、今後も我慢強く上林を起用して欲しいところだ。

 7番の松田は不振だったとはいえ、クリーンアップは上々の成績をマークしている今季。松田が復調し、「恐怖の8番」上林が本格化すれば…。ソフトバンクの前身、ダイエー時代の「ダイハード打線」をも凌駕する、とてつもない打線となる可能性を秘めている。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:5/4(木) 11:22
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