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2500万円の核シェルターに問い合わせ急増 有事に備える民間防衛とは

5/4(木) 12:06配信

AbemaTIMES

 北朝鮮がミサイルを発射し、日本にも大きな不安を与えている。いつ何が起こってもおかしくない中、有事に備えて我々が出来る“民間防衛”に注目が集まっている。

 アメリカ、ロシアに次ぐ世界3位の化学兵器大国・北朝鮮だが、核兵器による攻撃の可能性も考えられる。軍事評論家の数多久遠氏は、核攻撃が実際に行われた場合「爆心地から2キロ圏内だと重度の火傷を負うリスクがある。また10キロ圏内でも放射線被曝や火傷、その他爆発による怪我の危険性がある」と予測する。今、予想されている爆心地は国会議事堂、新宿都庁、渋谷など国の中心地や人が多く集まる場所だ。

 ミサイルの脅威が現実のものとなる今、我々が個人レベルでできる“民間防衛”として、最初にするべきことは発射されたと知ることだ。ミサイルが発射された場合、国民保護サイレンというアラームが携帯電話や無線から流れ2、3分後にはミサイルが着弾する。サイレンが鳴ったらすぐに建物の中に入ることが、最初にできる防衛だ。

 またミサイル攻撃に自分で備えようと核シェルターへの問い合わせが増えている。核シェルターを取り扱っている織部精機製作所には、通常の50~60倍の問い合わせが来ているという。値段は10畳、4畳、3畳の3部屋で2500~3000万円だ。

 そして化学兵器に効果的な緊急避難用マスクにも注目が集まっている。産業用の防塵防毒用マスクを製造、販売している興研株式会社では、普段はほとんどない一般向けの緊急用マスクの問い合わせが最近増えてきており、今は多い時で1日30件ほどあるという。この防毒マスクは一定の時間、生物兵器・化学兵器に対応できるといい、値段は24000円(税抜き)と8500円(税抜き)の2種類。受注生産のため注文してから完成まで3カ月かかる。

 海外と比べ日本の核兵器、化学兵器に対する対策は非常に遅れている。核シェルター普及率はスイスの100%、アメリカの82%、ロシアの78%に比べて日本は0.02%。韓国では2003年に韓国・大邱で起こった地下鉄火災がきっかけで地下鉄に防毒マスクが常設されており、韓国政府は国民それぞれが防毒マスクを持つことを推奨している。

 危機意識が乏しい日本だが、内閣官房庁は弾道ミサイル落下時の行動について「屋外にいる場合は、出来る限り頑丈な建物や地下街などに避難する」「建物がない場合は、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る」「屋内にいる場合は、窓から離れるか窓のない部屋に移動すること」を呼びかけている。

 また核兵器を搭載した弾道ミサイルが飛んできた場合に気をつけなければいけないのが放射性降下物“放射能の塵”だ。核物質を体内に入れないようにすることが大事であるため、放射性物質を含んだ塵を身体や衣服などに付着させないようマスクを着用。肌を隠すためにゴミ袋を活用するなどの対策が必要だ。(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

最終更新:5/4(木) 12:06
AbemaTIMES