ここから本文です

ドラマ、映画、舞台…出演作が相次ぐ松井玲奈、女優としてブレイクの年になるか

5/4(木) 6:50配信

クランクイン!

 2015年8月にSKE48を卒業し、女優の道を進むことを宣言した松井玲奈。その言葉通り、2016年に舞台『新・幕末純情伝』で沖田総司役を務め話題を呼ぶと、テレビドラマにも精力的に出演し、女優としてのキャリアを積んでいく。そして、2017年は現在公開中の映画『笑う招き猫』で清水富美加とのダブル主演を務めると、上半期だけで3本の映画が公開されるなど、ブレイクの兆しをみせている。

【関連】「松井玲奈」フォトギャラリー


 映画『笑う招き猫』では金髪ショートで奇抜なファッションを好む女漫才師アカコ役に挑んだ。劇中、言葉遣いが乱暴でキレやすいという、松井のパブリリックイメージとは似ても似つかない女性を演じ、さらに漫才師ということで、テンポの良い会話も要求されるという、非常に難易度の高い役柄だ。

 松井自身“漫才師”という役柄には、ハードルの高さを感じていたようだが、コンビを組んだ清水富美加との会話の間や、攻め続ける演技は、瞬発力を感じさせるばかりではなく、しっかり視聴者に感情移入させる芝居を見せている。

 この“感情移入させる”ということに対して、松井は本作で「演じる人物を深く掘り下げること」の重要性を学んだと語っている。台本に描かれていることはもちろんだが、会話や行動に至るまでのバックヤードをしっかり想像し、考えることにより、キャラクターが発するセリフや動きに説得力を持たせることができる。そんなことを強く感じた現場だったという。

 『笑う招き猫』でメガホンをとったのは、映画『大人ドロップ』や『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』などの飯塚健監督。松井が連続ドラマ初主演を務めた『神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎』の監督でもあるのだが、このドラマでも松井は、滝藤賢一や山田真歩、岸井ゆきのら、個性的な俳優たちとテンポの良い掛け合いをみせるなど、松井の魅力を存分に理解している。

 ある俳優が「自分のことを評価している監督が3人いればなんとかやっていける」と話していたが、松井も飯塚監督をはじめ、『gift』で松井を抜擢した宮岡太郎監督も、6月に公開される映画『めがみさま』で、再度松井を主演に起用している。

 SKE48時代から、芯の強さを評価されることが多かった松井だが、飯塚監督も「瞬発力があって根性がある」と賞賛。『gift』でみせた陰のある役から、本作のようなぶっ飛んだ役まで、幅広いキャラクターに挑戦し、自身の手の内にしっかり入れようと“深堀り”することも怠らない松井。今後さらなる活躍の場を広げていくことは容易に想像できる。