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活力ある魚津へNPO 市出身者ら設立準備、帰省者対象に民泊事業

5/4(木) 21:57配信

北日本新聞

 魚津市の活性化に役立ちたいと、市民と市出身者がNPO法人設立へ準備を進めている。活動拠点にする古民家を市内で借り、市ゆかりの人を対象にした民泊事業などを検討。準備会の代表に就いた千葉県市川市の無職、美浪節(みなみたかし)さん(66)は「魚津に住んでいる人、古里を離れて暮らす人たちの知恵を集めながら活動していきたい」と話す。 (新川支社編集部長・米沢昌宏)

 設立準備の中心的役割を担う美浪さんは、大学進学のために魚津を離れ、東京で金融関係の仕事に就いた。現在は東京魚津会と魚津高校同窓会東京支部の役員を務める。「退職してから古里に貢献したいという思いが募った」とNPO設立を思い立ち、知人らに協力を呼び掛けた。

 その一人で準備会に加わった「魚津観光ボランティアじゃんとこい」役員、上野恭子さん(67)の紹介で魚津市大海寺野の古民家を借り、事務所を置く。4月下旬に市民を中心に11人が出席して加積公民館で会合を開き、「富山東部の地域振興塾(仮称)」として6月下旬までのNPO設立を目指すことを確認。東京在住者も複数人参加する。

 当面の活動として、魚津ゆかりの人向けの民泊に取り組む。「古里を懐かしく思っていても、親や兄弟が高齢になったり亡くなったりして、気軽に帰れない人がいる」と上野さん。「交通費の負担もあるので、安く泊まれる場所があれば喜ばれる」

 古民家は玄関前から富山湾、窓から僧ケ岳が望め、2階にベッド二つを用意した。基本的に会員制とし、食事は提供しない。1階は事務所を置く他、複数の部屋をフリースペースとして市民らに会合や習い事などに使ってもらう。

 美浪さんは「将来は観光客誘致事業や市活性化プラン作成、独身者の出会いの場づくりなどの事業に取り組んでいきたい」と意気込んでいる。

北日本新聞社

最終更新:5/4(木) 21:57
北日本新聞