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世界の宝でか山勇壮 七尾・青柏祭が開幕

5/4(木) 1:46配信

北國新聞社

 七尾市を代表する祭礼「青柏祭(せいはくさい)」は3日開幕し、日本一の大きさを誇る山(だ)車(し)「でか山」が豪快に巡行した。今年は、「青柏祭の曳山行事」を含む全国33件の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されて初めての祭りとなる。「世界の宝」となったでか山の迫力を伝えようと、若衆は「エーンヤー」と気合十分に掛け声を響かせ、まちを熱気で包んだ。

 でか山を運行する三つの山町(やまちょう)の先陣を切って、鍛冶町の「宵山(よいやま)」で幕を開けた。午後9時すぎ、清はらいが始まり、鉦太鼓の音に誘われて続々と見物人が集まった。神事の後、木遣(きや)り衆の「曳き出し唄」を合図に若衆らが綱を引くと、「義経千本桜」の歌舞伎人形を上部にしつらえたでか山が巨体を揺らせて動き出した。

 鍛冶町では27年ぶりに木遣り衆の着物を新調した。でか山には「祝・ユネスコ登録 無形文化遺産」の看板が華々しく掲げられ、でか山運行の責任者「後見」を務める平山秀夫さん(49)は「自分たちが受け継ぎ守ってきた祭りを、より多くの人に伝えたい」と意気込んだ。

 札幌市から訪れた中森康夫さん(75)は軒先をかすめるように進むでか山を間近に眺め、「山車の大きさに驚いた。雰囲気から何百年と重ねてきた歴史が分かる」と話した。

 4日午前1時からは府中町のでか山が運行する「朝山」、同8時から魚町の「本山」が始まる。午後0時半ごろ、山王町の大地(おおとこ)主(ぬし)神社に3台のでか山が集結し、神事が営まれる。5日はでか山が七尾市中心部を進む。

北國新聞社

最終更新:5/4(木) 1:46
北國新聞社

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