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【マレーシア】デング熱ワクチン、適用は9~45歳まで

NNA 5/5(金) 11:30配信

 マレーシア小児科協会(MPA)によると、国内で導入される予定のデング熱ワクチンは9~45歳が対象となる見通しだ。免疫力の弱い子どもや老人は対象外になるという。4日付スターが伝えた。
 デング熱ワクチンは医薬世界大手サノフィ・パスツールが先ごろ世界で初めて導入したもの。ただ導入を巡っては、2度目の感染で症状が悪化する抗体依存性感染増強現象を発症する可能性があるとの懸念が一部で出ている。MPAのズルキフリ・イスマイル役員は、ワクチン接種によって抗体依存性感染増強現象を発症したケースはまだみられないこと、0~8歳のワクチン接種が制限されることから、安心するよう呼びかけている。
 ワクチンは先ごろ、マレーシアの国家医薬品規制局から対象を9~45歳に限った第4相試験の実施許可を受けたばかり。サノフィ・パスツールが行った第3相試験の結果では、3年目で5歳以下のワクチン接種者が未接種者よりも入院する確率が高くなるという結果が出ていた。
 抗体依存性感染増強現象は、デング熱の4つのウイルスタイプのうち1つで起こることが以前から指摘されている。過去にはキューバで相対的に大規模な発生があったほか、感染した母親から生まれた子どもに症状が現れたケースなども報告されている。

最終更新:5/5(金) 11:30

NNA