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マグロ漁船からの星空再現 焼津の科学館、新作プラネタリウム

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/5(金) 8:08配信

 焼津市のディスカバリーパーク焼津天文科学館が開館20年記念で制作したプラネタリウム番組「出港!マグロ漁船で南半球星空巡り」が好評だ。焼津漁業協同組合が監修し、実際の漁船航路をたどりながら星空の観賞を楽しむオリジナルストーリー。伝統のミナミマグロ漁の紹介や歴史に触れられる新作を目当てに、県外からも観光客が訪れている。

 「準備はよろしいですか。マグロを求めて大海原へ」

 初上映の4月22日、スタッフ松永歩さん(44)の優しい声が暗い館内に響くと、頭上に投影されたCGの漁船が動き出した。海の音が流れる中、乗組員気分で約25分。名古屋市の男性会社員(39)は「漁師になったようで、普段見られない南半球の夜空も良かった」と満足げに語った。

 新番組のモデルは焼津漁協所属の遠洋マグロ漁船「福積丸」。2015年12月に焼津港を出航し、バリ島・ベノアや南アフリカ・ケープタウンを経て、16年11月に戻るまでの348日間の航路を再現した。寄港地によって異なって見える南十字星などを、水産都市ならではの視点で同館スタッフが解説する。

 番組では、今年で同市と姉妹都市提携40年になるオーストラリア・ホバート市にも寄り道。松永さんが現地で撮影した風景写真をはじめ、迫力のある南半球の天体を映像などで伝えている。松永さんは「美しい星空を楽しみながら、地域の産業や歴史にも興味を持ってほしい」と話している。

 観覧料は16歳以上が600円、4~15歳が200円。上映は7月16日まで。問い合わせは同館<電054(625)0800>へ。

静岡新聞社

最終更新:5/5(金) 8:08

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS