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幻想的にギリシャ祝祭劇 SPAC、仏演劇祭へ静岡でプレ公演

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/5(金) 8:00配信

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)は4日、フランスで7月に開かれる世界最高峰のアビニョン演劇祭に公式参加する作品「アンティゴネ」のプレ公演を、静岡市葵区の駿府城公園で行った。市内で開催中の「ふじのくに せかい演劇祭」の一環で、公演は5月7日まで4回。

 古代ギリシャを舞台に、敵味方の埋葬をめぐる王女アンティゴネの決意を描く祝祭劇。演者の声を別の俳優が担う「二人一役」の手法など、宮城聰芸術総監督が和の演出でつくり上げた。

 SPACがオープニングを飾るアビニョン演劇祭のメイン会場「法王庁中庭」をイメージし、舞台の背後には高さ約10メートルの壁を用意。床面には人物の死生観を表す水を張った。多様な価値観が溶け合う幻想的な舞台に、客席から大きな拍手が送られた。

 終演後、アビニョンに向けた壮行会を実施。宮城監督は、「世界の戦争には、神側が悪魔側をこらしめるという考えがある。敵と味方に分けない思想を演劇の力で訴えたい」と語った。

静岡新聞社

最終更新:5/5(金) 8:00

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS