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とりわけ熱かった広島と中日の戦い 今の竜には全く闘志感じない

東スポWeb 5/5(金) 14:01配信

【大下剛史「熱血球論」】中日の状況は厳しい。4日の広島戦(マツダ)に7―8で逆転負けして3タテを食らったが、その内容もよくなかった。ここ数年低迷を続けているチーム。立て直すには時間がかかる。大変な仕事だが、シゲ(森繁和監督)には頑張ってもらいたい。

 1つアドバイスするとしたら遠慮しないでやりたいようにやれ、ということだ。シゲの性格はよく知っているが、その良さを殺している。特長を生かしていない。なぜシゲがこのチームの再建を託されたのか。それは闘争心のなくなったチームをシゲなら何とかしてくれると思ったからじゃないか。

 そもそも中日が強くなったのは仙(楽天・星野球団副会長)が監督になってケンカ野球をやってから。こういうことを言うと「古い」という人間がいるが、野球は結局のところやるかやられるかの戦い、格闘技だ。これはいつになっても変わらない。日本の野球とはそういうもの。かつて広島と中日の戦いはとりわけ熱かった。グラウンドで仙とも殴り合ったものだ。乱闘は決して褒められたことじゃない。ただ、こういうファイティングスピリットは戦いでは非常に大事な要素なのだ。

 ところが、今の中日の選手はそういう野球とは正反対の野球をしている。全く闘志を感じない。格好のいい野球をやろうとしている。いつからこうなってしまったのか。技術や戦力、戦術以前の問題で、これでは勝てない。

 闘争心があるかないか。1つポイントを挙げれば、投手がどれだけ相手打者の体の近くを攻めているか。これは球速の問題じゃない。チーム全体で攻めていけるかどうかだ。ここを攻めなきゃ打者を抑えることはできない。野球は結局はピッチャー。ピッチャーで7~8割が決まる。中日を見るとほとんどできていない。気持ちが伝わってこないのだ。迫力を感じないから相手打者は平気で踏み込んでくる。

 一番きりきりしてるのはシゲ本人かもしれない。まだ残り100試合以上ある。あいつは怒ったら怖い。今はおとなしくなった。いい人は捨てて、やりたいようにやったらいい。不完全燃焼に終わって悔いが残ることだけはしてほしくない。

最終更新:5/5(金) 14:28

東スポWeb

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