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【インド】JCB、決済公社と提携しサービス拡大

NNA 5/5(金) 11:30配信

 日本のカード大手JCBは4日、インド決済公社(NPCI)との提携を通じて、現金自動預払機(ATM)と販売時点情報管理(POS)端末でのJCBカードの取り扱いが始まったと発表した。JCBブランドの浸透を図り、2018年にはクレジットカードの発行を始める。
 国内32行のATM、2行が運営するPOSを対象に段階的に利用地域を拡大していく。向こう2~3年で国内全てのATMと加盟店のPOS端末でJCBカードの使用が可能になる見通し。2月から試験運用を開始していた。
 JCBは15年にNPCIとの提携を発表した。18年春をめどにNPCIが発行するカード「Rupay(ルペイ)」としても使えるクレジットカードの発行を開始する。ルペイにJCBブランドを付帯し、国内ではルペイ、海外ではJCBカードとして機能させる。既に大手4行とカード発行に向けて協議に入っている。
 インドでのクレジットカードの発行枚数は約3,000万枚にとどまる。JCBの浜川一郎社長は「1人当たり実質国内総生産(GDP)が3,000米ドル(約34万円)の水準に達するとクレジットカードの発行が伸びる」と説明。インドは約9万4,000ルピー(約16万円)で、将来の伸びが見込めるという。JCBの海外事業を担う子会社、JCBカード・インターナショナル(南アジア)の森暁社長は「海外旅行に行く中間層を主なターゲットに据えている」と話した
 インドでは昨年11月に高額紙幣が刷新され、デジタル決済が急速に伸びている。浜川社長は「デジタル分野でもNPCIと協力していく」とコメント。JCBは台湾などでデジタル決済サービス「Jスピーディー」を提供している。
 JCBは4月、西部マハラシュトラ州ムンバイに子会社を設立した。今後はカードの発行と受け入れ体制を強化することで、5~6年での黒字化を目指す。

最終更新:5/5(金) 11:30

NNA