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【楽天】ドラ4菅原、プロ初勝利!大体大先輩・上原のゲキで「意識変わった」

スポーツ報知 5/5(金) 6:07配信

◆楽天2―1オリックス(4日・コボパーク宮城)

 楽天がルーキーの活躍で首位攻防戦を勝ち越した。同点の5回2死満塁のピンチを切り抜けたドラフト4位右腕の菅原が、プロ初勝利。中島を3球で二ゴロに仕留めると、その裏に敵失で決勝点が入った。今季楽天の新人投手ではドラ9の高梨、ドラ5の森原に次ぎ、早くも3人目となる白星。大体大時代には一時野球から離れた“雑草右腕”が、たくましく成長した。

 試合終了の瞬間、ベンチで見守った菅原は笑顔で立ち上がった。ウィニングボールを受け取ると、松井裕と両手でハイタッチを交わす。5回2死満塁、2番手で登板すると、中島を148キロ直球で二ゴロに仕留め、わずか3球でプロ初勝利。「8回ぐらいから意識しました。3球で打者1人、(先発)古川に申し訳ない部分もあります」。高梨、森原に続くルーキーの初勝利。5月までに新人3投手が白星を挙げるのは、13年ヤクルト(小川、江村、石山)以来で、球団史上初の快挙だ。

 プロの夢から何度も遠ざかった。福井工大福井高では3年夏にエースとして甲子園出場。しかし、2回戦の秋田商戦、3回途中3安打8四死球7失点でKOされた。ショックでプロ志望届を提出せず、野球はやめるつもりだった。両親らの説得で大体大に進んだが「甲子園に出たんで、燃え尽きたんでしょうね」。2年途中から3年の間は、ほぼ幽霊部員で、ファミレスでのバイトに励む日々。誰にも何も言われなくなっていった。

 情熱を取り戻したきっかけは、偉大な先輩だ。野球を離れていた3年の冬。目にしたのが、当時Rソックスの上原(現カブス)のドキュメンタリーだった。大体大では上原以来となる背番号「19」。すぐに練習に復帰し、プロへの道を開いた。今年1月に大学のOB会で初対面。「プロは実力の世界。練習は大事だけど結果が全てという話をしてもらい、1球への意識が変わった。一歩でも近づけるように頑張りたい」。守護神と呼ばれる存在へ、日々精進を続けている。

 接戦を制したチームも、首位攻防3連戦に勝ち越し。史上18位タイとなる通算725勝目を挙げた梨田監督も「開き直って投げないといけないところ。よく抑えてくれた」とたたえた。粗削りのままプロ入りした“雑草魂”の後継者。信頼をつかみ、勝ちパターンの一角を狙っていく。(山口 泰史)

最終更新:5/5(金) 19:09

スポーツ報知

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