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【巨人】“代打の亀様”12の6光る勝負強さの亀井が8回同点打

スポーツ報知 5/6(土) 6:06配信

◆中日2―3巨人(5日・ナゴヤドーム)

 亀井の執念が勝った。強烈なゴロは二塁手・亀沢のグラブを押し返し、右前へ抜けた。「慎吾(石川)に負けないように頑張りました。やっぱり彼もチャンスで打ちたかったと思う。そういう、代わった(年)下のためにも打たないといけないという気持ちが多少あります」。1点を追う8回1死一、二塁。3打数2安打と当たっていた石川の代打で打席に立つと、三ツ間の外角139キロをさばいた。二塁走者の寺内が生還し、試合を振り出しに戻した。

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 由伸監督が「本当に勝負強さが光るね」とうなったように、神がかっている。打率は2割5分ながら、代打での打席に限れば12打数6安打で9打点。ベンチスタート時には、戦況や相手リリーフ陣の情報をすりあわせて入念に準備している。この日は、二岡打撃コーチから「(相手の先発)ピッチャーが代わったらいくぞ」と告げられていた。バルデスの降板直後、三ツ間の出ばなを鮮やかに仕留め、「球種は頭に入っていました。必ず甘い球が来ると思っていた。いい所に転がってくれましたね」と喜んだ。

 亀井は「他の選手を『すごいな』と思うことはあるけど、それ以外の感情は特にないですね」と言い切る。唯一の挫折は、同じ外野の長野が入団した10年シーズンだといい、「パワーもケタ違いだったし『これはヤバい、抜かされる』と焦った。そこからもう、負のスパイラルでした」と振り返る。それでも今では「もうちょっと落ち着いていられたらよかったですけど」と苦笑いする。総合的な能力に優れているから、状況に応じて自分自身を生かすすべも熟知している。

 この日は「こどもの日」。自身の少年時代のヒーローについて問われると「あんまりいなかったですけど…クロマティ。世代ですね」と笑った。背番号9の頼もしい姿に、将来のスター候補となるちびっ子たちも、目を輝かせていたに違いない。(尾形 圭亮)

最終更新:5/6(土) 8:08

スポーツ報知

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