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富有柿から乳酸菌採取、ヨーグルト商品化

岐阜新聞Web 5/5(金) 9:35配信

◆岐阜県本巣市の中村青果、試作重ね3年
 本巣市曽井中島の中村青果(中村哲社長)は、市特産の富有柿から採取した乳酸菌を使ったヨーグルト「Yogurt N’s(ヨーグルト・エヌズ)」を商品化した。富有柿ペースト入りと酒かす入りの2種類。「無添加にこだわったヨーグルト。富有柿の認知度の向上につなげたい」としている。
 富有柿を使った加工食品の商品化を模索する中で、幅広い世代に好まれるヨーグルトに決めた。3年ほどかけて試作を重ねた。
 脱脂粉乳の水溶液に富有柿の実、樹木の幹や葉、樹皮をそれぞれ入れて40度前後の温度で一晩置き、サンプルを作成。提供を受けた岐阜大応用生物科学部の中川智行教授(食品微生物学)が100以上のサンプルの中から乳酸菌の同定作業を行い、市販のヨーグルトに使用されているサーモフィルス菌と呼ばれる乳酸菌1種類を発見した。
 新商品は、粉末にした乳酸菌と県産の牛乳などで作るヨーグルト。富有柿のペースト入りは舌触りが滑らかになるよう、完熟した富有柿を使用。酒かす入りは揖斐郡大野町の杉原酒造の酒かすを使い、クリーミーな味わいに仕上げた。
 同社は「農家が出荷できずに捨ててしまう富有柿は多い。支援の一つになるといい」としている。
 価格は90グラム入りで310円(税込み)。同社の系列会社が運営する観光農園「つみつみいちごファーム」(同市曽井中島)と道の駅「織部の里もとす」(同市山口)で販売している。

岐阜新聞社

最終更新:5/5(金) 12:02

岐阜新聞Web