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3つの事件、3つの成功、嘘とスキャンダルートランプ政権100日を検証する

BUSINESS INSIDER JAPAN 5/5(金) 7:10配信

トランプ政権100日に起きた3つの事件

1. ホワイトハウスが、「トランプ大統領100日」のビデオを公開

保守系テレビ「FOXニュース」に出演した保守系テレビアンカー、ルー・ドブス氏がこう、トランプ大統領を讃えた。

「彼は、最近の大統領の誰よりも、多くのことを成し遂げた。ほとんど“完璧”と言っていい」

2. 4月29日、ホワイトハウス記者会の恒例ディナーを欠席

大統領が出席しなかったのは、レーガン元大統領が狙撃されて欠席した1981年以来。ディナーは1920年代から開かれ、歴代大統領がジョークたっぷりに、批判的なメディアに対し応酬する演説が有名で、毎年テレビで生中継されていた。

トランプ氏は代わりに、ペンシルベニア州で開いた集会で7000人のトランピストを前に演説。最初の11分間をメディア批判に費し、聴衆を大いに盛り上げた。特にCNNとMSNBCは「フェイク・ニュース」で、ニューヨーク・タイムズは「倒産しそうだ」と話した。

「(メディアが)重要だと思っていることは、私にとって重要ではなく、あなたたちの優先事項でもない。メディアの仕事が、誠実なもので、事実を伝えるということであるならば、今のメディアはとんでもない落第点を食らっているところだ。メディアは、ひどく不誠実な輩だ」

これを聞いたトランピストからはブーイングが起き、「CNNはムカつく」と唱和した。

世論調査によると、トランプ氏の支持率は最初の100日の時点で戦後最低の42%。不支持率は53%と10ポイント上回っている。しかし、トランプ氏に投票した人は94%、共和党員84%が支持しており、「投票して後悔している」という人は2%しかいない。

3.「大統領閣下、メディアはフェイク・ニュースではありません」

一方、ワシントンで開かれたホワイトハウス記者会のディナーに参加したボブ・ウッドワード氏が演説の際、トランプ氏にメッセージを送った。同氏はワシントン・ポスト記者時代、ニクソン元大統領の辞任につながるウォーターゲート事件をスクープした。

「私たちは、倒産しそうな報道機関ではありません。アメリカ人の敵でもありません」 とし、同夜開かれたトランプ氏の集会演説に反論した。

3つの事件から学べることは、米国が、トランプ支持層とトランプ反対派の真っ二つに分断されているだけでなく、トランプ支持層と主要メディアの間の対立も深いことだ。

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最終更新:5/5(金) 7:10

BUSINESS INSIDER JAPAN