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クモ合戦に夢中 富津・伝統のフンチ遊び

5/5(金) 10:31配信

千葉日報オンライン

 体長約1センチのクモ「ネコハエトリ(通称・フンチ)」の雄同士を台上で戦わせる「クモ合戦」が4日、富津市富津の八坂神社境内で行われた。千葉県内外から約100人がエントリーし、「第19代横綱」の座を巡って熱戦を展開した。

 クモ合戦は、漁師が漁の合間に行う遊びとして江戸時代に始まったといわれる。現在は、地元住民で結成する「富津フンチ愛好会」が毎年、5月の大型連休中に「日本三大くも合戦」と銘打って大会を開いている。

 出場者は、生け垣などで捕獲した自慢のフンチを持ち寄って参戦。2匹のクモが前足を大きく広げて相手を威嚇したり、組み合ったりする対決に、台の回りには人だかりができ「よし、頑張れ」「まずい、あ~」と歓声が上がった。

 インターネットで大会を知り群馬県安中市から初めて観戦に来たという横田幹夫さん(68)は「こんな味のある良い遊びはない。こういう歴史を継いでいくことだけでも良いこと」と感心していた。会場には高橋恭市市長も訪れ「大会を通じて富津が全国に知られるようになれば」とあいさつした。