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「宇宙産業拡大に向け優れた場所」と北海道大樹町を高く評価 視察した米航空宇宙の専門家

十勝毎日新聞 電子版 5/5(金) 14:42配信

先月大樹町の航空宇宙関連施設などを視察した米国アラスカ航空宇宙公社のクレイグ・E・キャンベル理事長が町を高く評価した。地形的な優位点の他、町内で小型ロケットの開発を進めるインターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)の事業など官民が連携した取り組みに関心を寄せ、日米両国と両地域の協力を呼び掛けている。

 キャンベル氏は米空軍とアラスカ州空軍で35年間航空宇宙分野に関わり、現在は射場を官民両用で有効活用する取り組みを進める。4月17日に都内で開かれた宇宙産業シンポジウムでパネリストとして提言し、翌18日に大樹町を訪問した。大樹町への評価は、中川郁子衆院議員に宛てた礼状に記した。

 キャンベル氏は北海道・大樹と、射場があるアラスカ州コディアック島が、気象条件と地形上で非常に類似しているとし、ともに「商用航空宇宙産業拡大に向けて優れた場所」と強調。ISTについても「商用利用の小型打ち上げロケット開発に向けた彼らの革新的な努力を見ることは刺激的だった」と関心を寄せた。

 来日した機会を「日米双方の考えを共有でき光栄だった」と振り返り、「航空宇宙産業分野で米国の機関や会社と提携し、航空宇宙産業を拡大することは日本の経済基盤強化にもつながる」と指摘。「この話題をさらに検討し、日本と連携を強めるための協力を約束する」と結んでいる。(原山知寿子)

十勝毎日新聞

最終更新:5/5(金) 15:00

十勝毎日新聞 電子版