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修学旅行生の民泊回復順調 春季32校5200人を予定 南島原ひまわり観光協会など

長崎新聞 5/5(金) 10:10配信

 南島原市で農林漁業体験民泊の本年度春季(4~7月)修学旅行生の受け入れが始まった。昨年春は熊本地震後にキャンセルが続いて9校約1700人まで落ち込んだが、今季は32校約5200人を予定。南島原ひまわり観光協会などが誘致に力を入れ、地震前の水準まで回復した。

 同協会が2011年度に始めた同民泊は関東や関西の修学旅行を中心に受け入れが年々増え、15年春には35校約6千人に上った。だが、40校約7500人分の予約が入っていた昨年春は、地震後に8割近くがキャンセルされた。

 同民泊の予約は通常、1~2年前に入れておくことが多く、同協会は不安を払拭(ふっしょく)してもらえるよう、県観光連盟や同市とともに各学校側を訪ねて「月日がたち余震は落ち着いている。元気な九州に戻ってきてほしい」と説明した。その結果、41校の予約があった今季分のキャンセルは9校約1600人分にとどまった。

 4月28日、1泊2日の旅程で滋賀県の野洲(やす)市立野洲北中3年生170人が訪れた。同校は昨年、安全面から南島原民泊や長崎市での平和学習をキャンセルし、行き先を東京に変更していた。北脇泰久校長は取材に「昨年は残念だったが、今回は『少しでも九州の力になれれば』と来させてもらった」と話した。

 南島原市内であった「入村式」で、生徒は班ごとに各民泊家庭と対面し握手。同市有家町の農業、田出(たいで)眞一さん(60)、和江さん(59)方では女子生徒5人が畑作業や夕飯作りを手伝った。青木智愛(のあ)さん(15)は「田出さん一家は温かく、海がきれい。南島原を楽しみにしていたので昨年みたいにキャンセルにならないか心配だったけど、来ることができてよかった」と笑顔を見せた。

長崎新聞社

最終更新:5/5(金) 10:10

長崎新聞