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八工大・田中准教授、JICA専門家に 地球規模の課題に挑む

デーリー東北新聞社 5/5(金) 10:01配信

 八戸工業大基礎教育研究センターの田中義幸准教授が今春、国際協力機構(JICA)の専門家に就任し、日本とフィリピン、インドネシアによる国際共同研究プログラムに参加する。マングローブ林や海草藻場などの沿岸生態系が環境に及ぼす影響を調査するだけでなく、現地に研究を継続する体制も構築する狙いで、日本を代表する研究者の一人として、温暖化など地球規模の課題解決に挑む。

 田中准教授は、海洋生態学が専門で、陸奥湾のアマモ研究などに取り組んでいる。海洋研究開発機構陸奥研究所に在籍していた時期もあり、東南アジアでの研究実績も豊富だ。

 研究は、JICAと科学技術開発機構(JST)が2022年3月までの5年間実施。田中准教授は10日前後の期間で年数回、東京大や北海道大から選ばれた専門家と共に研究に励む。

 沿岸海洋生態系が吸収、隔離する二酸化炭素は、陸生植物の「グリーンカーボン」に対し「ブルーカーボン」と呼ばれる。

 田中准教授は「生態系の豊かな環境でブルーカーボンの仕組みを解明し、海洋科学の発展に貢献したい。科学的知見を伝え、地元の人に豊かな生態系を残す価値を知ってもらえれば」と意欲に燃えている。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/5(金) 10:46

デーリー東北新聞社