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ホークス内川主役だV打 下位打線の後輩活躍「自分が打って勝つよりうれしい」けど「頼ってばかりいられない」

西日本スポーツ 5/5(金) 9:30配信

 先輩も負けられんばい! 福岡ソフトバンクの内川聖一主将(34)が主軸の責任を果たした。2回に先制の足掛かりとなる二塁打、5回には決勝打。3連勝した西武とのカードは大分の後輩甲斐、まな弟子の上林がそろって満塁弾。後輩たちの活躍が刺激となり、マッチもデスパも一発。4連勝を飾り、貯金は今季最多の5。福博の街を彩った「博多どんたく港まつり」に負けず、ヤフオクドームも大にぎわい。きょう5日から今季6戦全勝のロッテとの3連戦。勝ってよかろうもん。

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■5回の連打導く

 後輩に頼ってばかりはいられない。内川が、4番の意地で、4番の仕事を果たした。同点の5回。2死二塁で、十亀の初球シュートを迷いなく狙った。打球は右中間へ弾み、二走の今宮が勝ち越しの生還。直後にデスパイネの2ラン、松田の適時二塁打が飛び出し、この回の4得点を呼び込んだ。

 「2アウトだったんで思い切っていった。その後のデスパ、マッチが打った方が大きいですよ」

 殊勲打を謙遜気味に振り返ったが、価値ある一打だった。直前の1死二塁では柳田が左邪飛で凡退。追い付かれた直後だっただけに、無得点に終わっていれば相手に流れは傾いていた可能性は高い。それ以上に、この回に「打の主役」らの4連打を導いたことに意味がある。3日は8番上林が逆転満塁本塁打、2日も9番甲斐の逆転満塁弾で勝利。下位打線の若手がつくってくれた連勝の流れを、本来打つべき上位陣の活躍でつなげた。

 「そこ(下位打線)に頼ってばかりはいられないんでね。自分たちも何とかしたいという思いがあった」

 上林は自主トレで指導するまな弟子で、甲斐は大分の後輩。2日は上林も2発を放っただけに、試合後には「自分が打って勝つよりうれしい」と心から喜んだ。紛れもない本音だ。ただ同時に、本来は主力が打って勝たなければいけないという強い責任感も持つ。「そうなればチームは活性化される」。主力が勝敗の責任を背負ってこそ、若手の肩にかかる負担は減り、それがさらなる飛躍につながると信じている。

■「何とかしたい」

 WBC出場のため2月下旬からは1カ月チームを離れた。3月23日の阪神戦とのオープン戦では、上林が右膝に自打球を当て病院へ。米国から帰国直後だった内川はチームに合流していなかったが、病院にいた後輩へすぐに「大丈夫か? 結果が分かったらすぐに教えてくれ」と気に掛け、電話した。

 若手の勢いと主力の責任感が融合し、チームは4連勝で貯金は今季最多の5。「こういうの(打のヒーロー)が日々変わってくれば、チーム状況としてはよくなる」と工藤監督。日本一奪回への勢いが、目に見えて加速してきた。

=2017/05/05付 西日本スポーツ=

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最終更新:5/5(金) 9:30

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