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三上博史さん朗読に熱 三沢・寺山修司記念館で「修司忌」

デーリー東北新聞社 5/5(金) 10:50配信

 六戸村古間木(現・青森県三沢市)で幼少期を過ごし、詩や演劇など表現分野で卓越した才能を発揮した寺山修司(1935~83年)の命日に当たる4日、三沢市寺山修司記念館で「修司忌」が開かれた。寺山に関する詩や文章を紹介する恒例のライブでは、俳優の三上博史さんが熱のこもった朗読や歌を披露し、集まった寺山ファンを楽しませた。開館20周年の今年は特別ゲストとして、寺山と親交の深かった漫画家の竹宮惠子さんがトークショーに登場した。

 同館の春のフェスティバル(3~5日)の一環。この日は市内外から約1700人が来場した。

 同館近くの小田内沼を見下ろす顕彰文学碑前での献花には、大勢が参列し、今なお人々を魅了し続ける鬼才をしのんだ。

 また、佐々木英明館長が寺山作品を再構成したオマージュ作品「われに五月を」を、市立堀口中家庭科部の生徒13人と十和田短歌会のメンバーが朗読で紹介した。

 トークショーやライブは、同館常設展示室で実施。トークショーでは、竹宮さんが寺山とプライベートで交流した際のエピソードを明かし、「思いがけない言葉で楽しませてくれる人だった」と往時を振り返った。

 フィナーレを飾るライブは、寺山が漫画の登場人物の葬儀を執り行ったことにちなみ、「あしたはどっちだ!―あしたのジョー」と題して上演。七戸町出身のマリンバ奏者・新谷祥子さんの演奏に合わせて、三上さんが独自の解釈を加えてテレビアニメのテーマ曲や、当時の葬儀で発表された弔辞を表現した。

 八戸市から夫婦で訪れた公務員須藤淳さん(54)は、ライブを観て「(なじみ深い作品も)表現の仕方で、こんなにも印象が変わるのかと感動した。迫力があって良かった」と絶賛していた。

デーリー東北新聞社

最終更新:5/5(金) 11:02

デーリー東北新聞社