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「熱くないとホームランは打てない―」 ソフトB松田、稀に見る不振から脱却

5/5(金) 8:33配信

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最近4試合で10安打&3本塁打&7打点、一時は「どう打てばいいか分からない」も…

 本来の姿を取り戻しつつある。4日の西武戦(ヤフオクD)は逆転の2ランを放つ2安打3打点。4試合連続マルチ安打とし、これまでの苦しめられてきた不振を完全に脱した感がある。ソフトバンクの松田宣浩内野手のことである。

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 4日の試合。1点ビハインドの4回1死一塁で迎えた第2打席、西武先発の十亀のスライダーを左中間のホームランテラス席へと運んだ。試合をひっくり返す3号2ラン。続く5回2死一塁では再び、十亀から左中間を破る二塁打を放った。これで、対十亀は通算23打数17安打4本塁打の打率.739。お得意様は今季も健在で、チームに勝利をもたらした。
 
 侍ジャパンメンバーとしてWBCに出場して迎えた今季。開幕から極度の不振にあえいできた。11試合連続で打点なしの期間があるなど、打率は1割台を彷徨った。4月27日の日本ハム戦(ヤフオクD)終了時点で打率.202。本塁打ゼロと、近年では稀に見る不調に陥った。

「全力で対戦する中で、1本出るまで、どう打てばいいか分からない。感覚、感触を忘れている」という松田。「大阪で1本出てから良くなってきた。練習でも力強い打球が出てきている。それまでは自分らしくない打球が飛んでいた」と自らで異変を感じ取っていた。初本塁打が出たのは4月30日のオリックス戦(京セラD)。今季26試合、105打席目のことだった。

パフォーマンスも“回帰”「周りの人からも『熱男!』がいいよ、と言われていた」

 不振脱却の鍵を問われた松田は「色々な方に、色々なことをアドバイスしてもらったし、立花さん(打撃コーチ)にビデオを見てもらったりもした。これを試してみたら、というのを素直にできた」といい「何個かコレだ、というのはある。それを忘れずにやっていきたい」と復調に手応えを得ている。

 確かに、初本塁打が出た30日からの松田の活躍は凄まじい。4試合連続マルチ安打で15打数10安打3本塁打7打点。29日時点で.208だった打率は.270まで浮上してきており「感覚が合ってきている」という。
 
 この日の本塁打の後には、昨季まで慣れ親しんだ「熱男!」のパフォーマンスを披露。4月30日の初本塁打の際は今季のスローガン「1ダホー!」でパフォーマンスを行ったが、翌日の2本目から昨季までの「熱男!」に戻した。これについては「(4月30日の)1本目は『1ダホー!』でやりましたけど、なかなか(本塁打が)出なくて。2本目打った時に、セカンドを回った辺りで『熱男!』にしようと思った。周りの人からも『熱男!』がいいよ、と言われていた。熱くないとホームランは打てないと言われて、そうだな、と」と真相を明かし、今後は『熱男!』を続けていくという。
 
 本来の姿を取り戻した松田。その後ろを打つ上林が今季すでに5本塁打。2日、3日で3本塁打10打点を放ち「恐怖の8番打者」となりつつある。それに加えて、松田の復調となると、ソフトバンク打線はいよいよ手がつけられなくなる。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

最終更新:5/5(金) 8:37
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