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【ブラジル】工業経営者の景況感が悪化 CNI「低下したが依然前向き」

5/5(金) 2:45配信

サンパウロ新聞

 このところ3カ月続けて改善していた工業経営者らの景況感が悪化した。

 全国工業連合(CNI)が調査、まとめた2017年4月の工業経営者信頼感指数(ICEI)は53.1ポイントと、前の月の水準よりも0.9ポイント低かった。調査は4月3~17日に全国の経営者2952人を対象に実施された。

 24日付伯メディアによるとCNIは、「低下したにもかかわらず、指数は境界点である50ポイントよりも上を維持しており、そのことは、経営者らが依然として前向きな景況感を維持していることを意味している。16年4月との比較においては、信頼感の改善は16.3ポイントの上昇と非常に大きい」としている。同指数は0~100の数値で景況感を表す。指数が50ポイントを下回れば、それは信頼感が欠如していることを示す。

 4月の指数の低下は主に、先行き6カ月間への期待の悪化によるものだ。先行き期待についての指標は3月の58.0ポイントから56.6ポイントへ1.4ポイント下がった。しかしCNIは「低下したものの指数はいまだ50ポイントを上回っている。そのことは、3月に記録されたものよりも緩やかであるにしても、先行き見通しが依然としてポジティブであることを意味している」と楽観的なコメントを発している。

 現在の経済状況についての評価を表す指標は3月から4月にかけて0.3ポイント低下、46.0ポイントとなった。同指標が相変わらず50ポイントよりも下にあるということは、経営者らがいまだに経済状況の悪化を目にしていることを意味している。

サンパウロ新聞