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【ブラジル】成約数いまだ低水準 サンパウロ市内新築住宅

5/5(金) 2:45配信

サンパウロ新聞

 ブラジル最大の不動産市場であるサンパウロ市における2017年2月の新築分譲住宅の成約戸数は前月比28.3%増、前年同月比4.5%減の798戸だった。サンパウロ商用・住宅不動産売買・賃貸・管理業者組合(Secovi―SP)が26日、独自にまとめた調査結果として発表した。

 前の月よりもましな結果だったものの、成約戸数そのものは過去の数字に比べて控え目なままだ。同組合のフラビオ・アマリィ会長は、市場動向は依然として15年、16年のネガティブな経済の結果を反映しているとした上で、「しかし、目標の中央値である4.5%にますます近付いているインフレ率とともに、金利低下の見通しは月ごとに固まっていき、今年が不動産業界の回復にとって出発点になるとの期待を強化していく」と述べ、市場がこの先上向くとの見方を示した。

 同組合によると、ブラジル資産調査社(Emberaesp)の調べでは、サンパウロ市内の今年2月の新築住宅発売戸数は前月比244.2%増、16年2月比4.7%増の179戸だった。

 同市内にある販売可能な新築物件の戸数は、17年2月末時点で2万2546戸。前の月よりも3.7%(868戸)、16年2月よりも13.6%(3537戸)、それぞれ少なかった。販売可能な新築物件とは、直近の36カ月以内に発売された着工前、建築中、完成済みの物件。

 今年2月には2寝室タイプの物件が最も多く成約した。2寝室物件の成約数は同月の成約数全体の42.2%、337戸だった。また、2寝室タイプの物件は販売可能な新築物件の中でも9230戸で最多、発売戸数は3寝室物件(76戸)に次ぐ73戸だった。

 専有面積で見ると、今年2月の成約物件の中では45平方メートル未満のものが272戸で最多だった。発売戸数は45~65平方メートルの物件と85~130平方メートルの物件がいずれも70戸で最多だった。

 価格帯は、成約した物件の中では22万5000~50万レアル(約787万~1750万円)が347戸で最も多く、発売物件の中でも同価格帯が61戸で最多だった。

サンパウロ新聞