ここから本文です

伝統継承へ決意新た 城端で全国山・鉾・屋台連合会総会 

5/5(金) 0:27配信

北日本新聞

■無形遺産の認定書伝達

 全国山・鉾(ほこ)・屋台保存連合会総会が4日、城端曳山(ひきやま)祭に合わせ、南砺市のじょうはな座などで開かれた。総会の開催は、昨年12月に全国33件の祭りが国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録されてから初めて。文化庁から各祭り保存団体への登録認定書伝達式があり、関係者が喜びを分かち合うとともに、伝統継承に協力して取り組む決意を新たにした。

 総会は南砺市城端大会と銘打ち、ユネスコ登録されていない会員団体なども含めて36件の祭り保存団体や、所在自治体の関係者ら約430人が出席。伝達式で、大西正隆城端曳山祭保存会長や吉田弥一郎高岡御車山(みくるまやま)保存会長、海苔洋二魚津たてもん保存会長ら各団体の代表者が、宮田亮平文化庁長官から認定書を受け取ると、会場は大きな拍手に包まれた。

 久喜邦康連合会長職務代理は人口減による担い手不足などを祭り継承の課題に挙げ、「協力して解決への方向性を見いだし、祭りの魅力を世界に発信したい」と述べた。石井隆一知事や田中幹夫南砺市長、大西会長が歓迎した。

 議事では、次回総会を来年12月に埼玉県秩父市で開くことや、連合会の公益法人化を進めることなどを承認した。

 山・鉾・屋台の保存修理に携わる技術者研修会があり、県内外の曳山や屋台修理を監修している林曉富山大教授と、城端蒔絵(まきえ)16代目の小原好喬(よしとも)さんが講演。先人の技と心を受け継ぐ大切さを訴えた。

 交流会は、金沢市のひがし、にし、主計町の各茶屋街の芸妓たちが素囃子(すばやし)を披露し華やかに幕開け。橘慶一郎復興副大臣、野上浩太郎官房副長官、堂故茂参院議員らも加わって鏡開きをした。5日は総会出席者が城端曳山祭の本祭を視察する。

北日本新聞社

最終更新:5/5(金) 0:27
北日本新聞