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信条は「努力 字に表れる」南風原小6年の金良健之介さん、書道全国3位 中国派遣に夢膨らむ

5/5(金) 5:45配信

沖縄タイムス

 【南風原】南風原小6年の金良健之介君がこのほど、書道の第33回成田山全国競書大会で三席(3位)の駐日中国大使賞に輝いた。小中高校生が対象の大会で、全国約13万点からの入賞。8月には中国に派遣され、日本とは異なる書に触れる。金良君は「中国語は話せないけど、書を通していろいろ感じたい」と夢を膨らませる。

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 金良君は4歳の頃、母の勧めで書道を始めた。正座して書くため足が痛くなったが、「努力が字に表れるので楽しくなった。足の痛みは関係なくなった」という。

 書を学ぶ茅原書藝會の会員と一緒に昨年10月、書道交流で中国・桂林を訪ねた。深い山と山の間を流れる川を船で周遊し、霧が風に舞い山が消えては姿を現す幻想的な風景が心に残った。小1から出品する大会で書く文字に「山紫水明」浮かんだ。

 山の字の1画目をしならせたり、文字が全て同じ大きさにならないよう配置に気を配ったりしながら、11月から500枚を書き込んだ。今年2月の提出間際に書いた最後の3枚から、同会主宰の茅原南龍さんが選んだ作品を出品した。

 内閣総理大臣賞などに続いて三席に当たる駐日中国大使賞は、小中高校生が1人ずつ受賞。当時小5だった金良君は「ライバルはいっぱいいたけど、運で勝ち進めた。これからも威張るんじゃなくて、謙虚な気持ちで書道に向き合いたい」とはにかむ。

 上位15人が派遣される北京では、書に親しむ中国の小中高校生らと交流する。町内の教室で指導する平良湄萃(びすい)さん(32)は「金良君からは、書が楽しいわくわく感が伝わってくる。中国の書の歴史に触れるとともに、日本の書の良さも感じてほしい」と期待する。

最終更新:5/5(金) 9:15
沖縄タイムス