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原油価格の下落止まらず、WTI45ドル割り込む-米シェール油増産で

Bloomberg 5/5(金) 16:00配信

ニューヨーク原油先物相場はアジア時間5日の時間外取引で、1バレル=45ドルを割り込んだ。同水準を下回るのは、昨年11月に石油輸出国機構(OPEC)が減産で合意して以来初めて。米シェール油の増産基調がOPECの原油価格押し上げを阻害している。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI原油先物相場は一時3.9%安の1バレル=43.76ドルと、昨年11月15日以来の安値を付けた。この日はOPECが6カ月の減産で合意した2週間前に当たる。香港時間5日午後1時(日本時間同2時)時点は44.12ドルで取引された。

OPECの減産合意で原油価格は今年1月前半に2015年7月以来の高水準まで上昇したが、この上昇が米シェール油事業者の増産を促した。OPECは25日にウィーンで会合を開き、減産を下期まで延長するかどうかを決定する。

業界コンサルタント会社の米IHSエナジーのバイスプレジデント、ビクター・シャム氏(シンガポール在勤)は、「市場は激しく反応しており、市場の雰囲気は一変しつつある」と指摘、減産合意後の50ドル台半ばから後半への「行き過ぎた」価格上昇が米国での供給増によって、現在「現実に引き戻されている」と説明した。

原題:Oil’s Plunge Accelerates Below $45 as U.S. Shale Confounds OPEC(抜粋)

Ben Sharples, Serene Cheong, Sharon Cho

最終更新:5/5(金) 16:00

Bloomberg