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旧JAS塗装36年の歴史に幕 特集・JACレインボーQ400退役(後編)

Aviation Wire 5/6(土) 22:34配信

 日本エアコミューター(JAC/JC)のボンバルディアDHC-8-Q400型機の2号機(登録番号JA842C)が4月30日、退役した。JALグループで旧日本エアシステム(JAS)の「レインボーカラー塗装」をまとった最後の機体で、奄美大島発鹿児島行きJC3730便が最終便となった。

【JALグループ最後のレインボー塗装機】

 JACは1983年7月1日設立。鹿児島空港を拠点に関西や離島などを結ぶ路線を運航している。Q400は日本航空機製造YS-11型機の後継として、2001年8月29日に導入が決定した。その後、2002年10月2日の日本航空(JAL/JL、9201)とJASの経営統合(JAL/JAS統合)により、JASの子会社だったJACもJALグループになった。

 Q400は、統合直後の同年10月7日に初号機(JA841C)が鹿児島空港に到着し、2003年2月1日に就航。初号機と今回退役した2号機のみレインボー塗装で引き渡された。

 2号機は、2002年12月7日に鹿児島へ到着。2003年2月6日の鹿児島発伊丹行きが初便で、当時の便名はJN400便だった。初号機はアーク塗装を経て鶴丸塗装に塗り替えられたが、2号機が整備の都合で再塗装が行われず、退役までレインボー塗装のままとなった。

 最終日の30日は、鹿児島を午前7時46分に出発した徳之島行きJC3791便を皮切りに、鹿児島-徳之島線を1往復、鹿児島-奄美大島線を2往復の計3往復6便を運航。最終便は、乗客48人(幼児2人含む)と乗員4人(パイロットと客室乗務員各2人)を乗せ、奄美大島を午後3時33分に出発して同38分に離陸した鹿児島行きJC3730便で、午後4時22分に滑走路(RWY34)へ着陸し、同28分に到着した。2号機の総飛行時間は2万7903時間43分、総飛行回数は3万6395回となった。

 JAS(当時は東亜国内航空)が1981年3月1日に、羽田-鹿児島線から導入したエアバスA300-B2型機から続いてきたレインボー塗装は、鹿児島で36年2カ月の歴史に幕を下ろした。

 2号機は5月から売却前整備が行われ、6月中旬には米国の売却先へ向けて、鹿児島を出発する見通し。

 2号機の退役により、JACの機材は、Q400(1クラス74席)が8機、サーブ340B型機(同36席)が9機、4月26日に就航したATR42-600(同48席)が1機。このうち、アーク塗装はQ400が3機、340Bが2機で、残りはすべて鶴丸となった。ATR42は、2019年までに9機導入し、340Bを置き換える。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:5/6(土) 22:35

Aviation Wire