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世界向け 士気向上 空手の演武に刺激 7人制ラグビー日本代表候補

5/6(土) 5:00配信

琉球新報

 7人制ラグビーの日本代表候補ら約20人が3日、空手世界選手権覇者の喜友名諒、金城新、上村拓也(劉衛流龍鳳会)らによる演武などを浦添市民体育館で見学し、世界で活躍するための士気を高めた。代表候補らは読谷村で行う男子セブンズ2017年度第1回合宿(1日~6日)に参加中だ。沖縄発祥の空手を通じて世界一のレベルを体感することで、日本代表として海外で戦う重みを感じ、メダルを目指す気持ちを高めようと、「ラグビー×空手」の珍しいコラボレーションが実現した。(崎原有希)


 2020年の東京オリンピック事前合宿開催へ向けて協力するため、県と沖縄市はニュージーランド空手連盟と協定を結んでおり、セブンズのダミアン・カラウナヘッドコーチもニュージーランド出身であることから、県ラグビー協会の声掛けで実現した。
 同協会の安村光滋理事長は「今回のコラボで、互いに刺激になればいい」と期待する。
 劉衛流龍鳳会会長の佐久本嗣男氏が指導する、一糸乱れぬ門下生の形に間近で見入った。世界の頂点を取った喜友名、金城、上村の3人は実戦さながらに形を見せる「分解」で迫力の演武も披露した。
 見学後、ラグビーと空手の選手同士で向かい合うと、互いに質問が飛び交った。形の種類や日々の練習時間、代表としてのオンとオフの切り替え、睡眠時間、誰にも負けない体づくりなど、違う競技同士、互いの良い部分を取り入れようと意欲的な姿勢が見られた。質問の最中に互いの腹筋などの肉体美も披露し合い、感嘆の声が挙がった。
 佐久本氏は「積み上げていく人には勝てない」「努力することも素質のうちだ。小さいのをカバーするには努力しかない」と強調し、小柄な日本人が世界で戦うために必要な心構えを説き、夢を持って前向きに取り組む姿勢を求めた。
 空手の演武を初めて見たというセブンズの小澤大主将は「技の切れがあり、形がそろっていてすごくて震えた」と目を輝かせた。「他の競技を見る機会はそうそうない。世界を制した競技を間近で見て、いい刺激がもらえた」と感謝した。
 男子セブンズで現在15チーム中最下位の日本は、1週間後のフランス大会で8強達成を目標に掲げる。沖縄合宿を通して「意識が変わってきた。スイッチが入って、ウオーミングアップから声が出ていて良い。結果を出す」と小澤主将は手応えをにじませている。

琉球新報社

最終更新:5/6(土) 5:00
琉球新報