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ジミー大西の半生ドラマ化 師匠ぼんち・おさむとの対談で秘話公開

東スポWeb 5/6(土) 11:03配信

 漫才コンビ「ザ・ぼんち」のおさむ(64)とジミー大西(53)の師弟対談が実現した。ジミーの半生を描いたドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」(Netflix=ネットフリックスで7月7日から世界同時配信)を明石家さんま(61)がプロデュースしたことでも分かるように、ジミーとさんまのつながりは有名だが、実際に弟子として付いた師匠はおさむだけだ。対談では、ハチャメチャなジミーの弟子生活や、さんま、島田紳助(61)ら当時の仲間とのマル秘エピソードが明かされた――。

 ――ジミーさんのドラマが作られた

 おさむ:嫁さんとか、みんな喜んでます。

 ――弟子にしたきっかけは

 おさむ:もともと彼はなんば花月っていう劇場で進行係をやってたけど、失敗ばっかりでね。

 ジミー:マジックの舞台では、進行係が幕を上げたり下げたりするんですが、マジシャンが箱から出てくるマジックやのに、その箱の前に幕を下ろしてしまったり。

 おさむ:客から全く見えない。箱から出てきてマジシャンが「どうなってんねん!」って怒ってね。

 ――その後、おさむさんに弟子入り?

 おさむ:いや、最初は吉本新喜劇の室谷信雄さん、次に間寛平さんに断られて、ボクのとこに来た。3番目です。

 ジミー:いや、4番目です。さんまさんとこにも行ったんで。

 おさむ:もっと下かい!

 ジミー:さんまさんが、おさむ師匠は優しくていい人やから、と。

 おさむ:さんまちゃんに限らず、当時はみんな仲良かった。さんまちゃんは僕の結婚式で、当時阪神にいた小林繁投手の形態模写やってくれてね。紳助くんはギャグ。あの島田紳助がギャグですよ。

 ――どんなギャグ?

 おさむ:風呂屋でお湯に漬かってるおじいちゃんのギャグ。「あー、ええ気持ちや!」って、これだけ(笑い)。シーンとして誰も笑ってない。漫才ブームの前やけど、あの紳助も昔はこんなんだったんです。

 ――ジミーさんはどんな弟子でした

 おさむ:失敗ばかり。車を運転中「右」と言っても左に行くような子。「箸と茶わんはどっちで持つねん」と聞くと「好きな方で持つ」やから。

 ジミー:京都花月の出番の時、師匠が出前で頼んだとんかつが、最初から切ってあったから真ん中のとんかつを自分が食べてしまった。一応左右をくっつけて、分からんようにしたんですけど。

 おさむ:でもケチャップがズレててね。「大西、食べたやろ!」って言ったら「食べてません」。でも口にケチャップ付いてたから。

 ――芸の指導は

 おさむ:楽屋の人気者にしないとアカンと思って、楽屋でやるネタを考えた。僕が右手でチョキの格好したら普通はたばこを出すけど、「たばこ出さんとグー出せ」って言ったんです。「じゃんけんと違う!」ってネタやけど、何回やっても大西はたばこを出す。「グー出せって。みんなに覚えてもらわなアカンねんから」って怒ってね。

 ジミー:師匠に怒られたのは、紳助兄さんに「好きな漫才コンビは誰や?」って聞かれた時。「1番はいとこい先生(夢路いとし・喜味こいし)、2番目は正司敏江・玲児さん、3番目はレツゴー三匹さん」と答えた。

 おさむ:4番目はB&B…。全くウチらの名前が出てこない。「8番目がザ・ぼんち」って言うから「ナメてんのか!」って。大西は僕のこと、認めてないんです。

 ――付いていた期間は

 おさむ:2年です。弟子に付いてあと1週間で2年になる時、車の中で「どうする?」って聞いたら「東京で、もう1回弟子に付きたい」って。それで「たけしさんとか欽ちゃんなら、口利いたるで。誰の弟子になりたい?」って聞いたら「早見優ちゃんです」。シートからずり落ちました。「優ちゃんに付いて何すんねん」って聞くと「着替えを手伝いたい」。「断られたら?」と聞くと「歌手として頑張ります」。そこで初めて「ムリじゃ!」って怒りました。

 ――覚えてますか

 ジミー:はい、本気で優ちゃんの弟子になろうと。師匠の弟子になったのも「付いてたら、優ちゃんに会えるかも」という思いもあって。

 おさむ:やっぱり利用してたんか(笑い)。

 ――実際に早見さんに会った時の感想は

 ジミー:これは素人にはおらん、大阪にもおらんと思いました。

 ――年季明けた後は

 ジミー:さんまさんの運転手やりました。でも師匠にも週に1回くらい会ってましたね。

 おさむ:ボク、大西が売れる前に描いた絵を持ってるんです。ボクの似顔絵。今は「広告代理店通してください」と言って描いてくれないけど。

 ジミー:さんまさんは育ての親。あくまで師匠は、おさむ師匠です。

 おさむ:ランクで言うと僕が上です(笑い)。

【さんまがプロデュース】ドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は、さんまが「どうしてもジミーの歴史を残しておきたい」という熱い思いで企画し、プロデュースした作品。ジミー役を中尾明慶(28)、さんま役を小出恵介(33)が演じている。

 同ドラマは、ジミー本人が「ドラマというか、ドキュメンタリーやと思ってください。ホンマにあった話なんで」と明かすほど、実話のエピソードがふんだんに盛り込まれている。また自分の役を演じた中尾についてジミーは「僕よりも、ジミーは中尾さんの方がうまい」と意味不明の感想も残している。

【プロフィル】ぼんち・おさむ=1952年12月16日生まれ。大阪府出身。本名・長瀬修一。高校の同級生だった里見まさとと1973年に漫才コンビ「ザ・ぼんち」を結成。80年に巻き起こった漫才ブームでは常にトップを走った。リリースした楽曲「恋のぼんちシート」が大ヒットし、81年には漫才師初の日本武道館単独ライブを開催。86年に解散したが、2003年に再結成。「おさむちゃんで~す」というギャグが有名。

 じみー・おおにし=1964年1月1日生まれ。大阪府出身。本名・大西秀明。高校在学中から芸人を志し、なんば花月の進行係を務める。その後おさむの弟子、さんまの運転手などを務めながら、天然ボケのキャラクターがウケてテレビなどで活躍。一方で芸術家としての才能も見いだされ、画家としても活動している。

最終更新:5/6(土) 11:03

東スポWeb