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<浜松まつり>東京赴任も大役果たす 卸本町組の雨沢さん

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 5/6(土) 8:12配信

 卸本町(南区)の「卸本町組」では、東京へ単身赴任している雨沢茂雄さん(40)が組長の大役を務め上げた。不在の間、組をまとめた筆頭副組長の山下大輔さん(38)と一緒に仲間の肩に乗り、充実感にじむ表情でたこ糸を引いた。

 まつり組長を引き継いだ雨沢さんの突然の東京異動が決まったのは昨年7月。一昨年にも組長を務めた雨沢さんは「重要な役割の組長が不在では申し訳ない」と不安を募らせたという。

 それでも組長を降りなかったのは「任せてくれた仲間の思いに応えたかったから」。毎週金曜日の夜に浜松に戻り準備を進めた。

 不在時の代役を託したのは、小学校入学前からの付き合いで厚い信頼を置く弟分の山下さん。3月に入ってからは毎日のように電話で連絡を取り合った。山下さんは「声だけで思いは通じていた」と話す。

 正午すぎ、空高く舞う「卸」印のたこの糸に、他町の糸が重なった。仲間に担がれた雨沢さんと山下さんは手を重ねるように糸を持ち、糸切り合戦に臨んだ。

静岡新聞社

最終更新:5/6(土) 8:12

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS