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被災みこし、華麗に復活 常総で祭り

茨城新聞クロスアイ 5/6(土) 5:00配信

常総市の大規模水害で使えなくなっていた同市水海道橋本町のみこしが修理を終え、5日に開かれた地元の祭りでお披露目された。担がれるのは2015年7月の夏祭り以来、約1年10カ月ぶり。華麗に復活した姿を仰ぎ、関係者は「感無量。元通りになってうれしい」と喜びの声を上げた。

みこしは屋根の漆を塗り直したほか、頂の鳳凰(ほうおう)の羽根を付け替え、きらびやかさを取り戻した。

お披露目されたのは、戦国時代の水海道城主、田村弾正をしのび、同町の八幡神社が毎年行う祭り。橋本町青年会に加え、市内外から約250人の担ぎ手が参加し、「エイサー、エイサー」の掛け声とともに、周辺約2キロの道のりを練り歩いた。

みこしは普段、分解して同町集会所の倉庫に保管、青年会が春夏2回の祭りで組み立てて担いできた。しかし、15年9月の関東・東北豪雨で発生した鬼怒川の水害で、水かさが増す中、青年会のメンバーらがみこしの金物、台座、胴回りを集会所2階に上げたものの、屋根だけが間に合わず水没した。泥水に漬かった屋根の内部にはかびが生え、表面の漆にもひびが入ってしまった。

町内会は、同様に被災した山車と合わせ、修理費を工面するため募金を開始。インターネットで全国から寄付を募る「クラウドファンディング」に107万9千円の申し出があり、昨年夏までに山車を修理。みこしも昨年秋に修理を終え、この日の祭りを迎えた。

橋本町青年会の荒井農会長(31)は「寄付には他の青年会や友好団体の人たちも協力してくれた。感謝の気持ちを忘れず、このみこしを大切に守っていきたい」と笑顔で話した。 (今橋憲正)

茨城新聞社

最終更新:5/6(土) 5:05

茨城新聞クロスアイ