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家計コンサル横山光昭氏が提唱 「今こそレジャー費節約を」

日刊ゲンダイDIGITAL 5/6(土) 9:26配信

 いやー相変わらず、消費が冴えませんね。10年間で1万人以上の家計相談に乗ってきた経験から、最近、特にそう実感します。まあ、そりゃそうです。子どもの塾代、高額なスマホ代、生命保険料、食べ盛りの子どもたち。おまけに社会保障や税金の負担増。共働きで年収800万円以上あっても、貯金をしっかりできている家庭は多くありません。

 それなのに、無理してGWのレジャー費を捻出しているケースがたくさんあります。JTBの調査では、昨年の1人当たりの国内旅行の平均費用は3万5200円、海外旅行は25万9000円でした。4人家族が1泊2日の国内旅行に行ったとすると、14万円かかる計算です。

 ここで皆さんに胸に手を当ててよく考えていただきたいのが、「そもそも何のために高いお金を払ってレジャーに行くのか」ということです。職場の同僚や後輩に「○○に行ってきたぜ」と自慢したいがために、つまらない見えを張ってたりしませんか? 本来のレジャーの目的はリフレッシュすることだったり、家族や恋人、友達と“絆”を形成するためではないでしょうか。つまり、主な目的はコミュニケーションと気晴らしということになります。

■要はメリハリ

 ならば、思い切って発想を転換してみましょう。遠出を控えてお金をかけずにレジャーを楽しむのです。ハイシーズンの混雑時に長時間の渋滞に巻き込まれ、疲れ果ててケンカでもしたら、本末転倒です。

 例えば、独身ならちょっといいワインでも用意して“宅飲み”するのはいかがでしょう。

 家族連れだって、いくらでもお金をかけずにレジャーを楽しめます。実は私には大学生から5歳まで子どもが6人いますが、例えば、スーパーで買ってきた刺し身で作る「握り寿司大会」が家庭でのレジャーの定番です。当然、シロウトが見よう見まねでやるので、職人さんのようにはうまくは握れませんが、子どもたちにはとてもウケます。あらかじめ地域のチラシや広報誌をまめにチェックしておき、地域の自治体が主催するイベントに参加するのもいいかもしれません。それと、最近ブームになっている「工場見学」も、うまく活用するといいでしょう。インターネットで検索すると、サントリーの武蔵野ビール工場、羽田空港のJAL航空教室といった、家族全員が楽しめる工場見学がすぐに見つかりました。完全予約制のものもあるので、あらかじめチェックしておいた方がいいですね。

 私は何でもかんでもケチればいいとは思っていません。要はメリハリです。節約した分は貯めておき、家族で計画的に長期の旅行に行ったり、子どもの留学費用に回す。何事も見えを張って漫然とやるのが一番よくありません。

▽よこやま・みつあき 1971年生まれ。家計再生コンサルタント、マイエフピー代表取締役、ファイナンシャルプランナー。1万人以上の家計を再生した実績を持つ。近著「はじめての人のための3000円投資生活」(アスコム)は50万部突破のベストセラーに。

最終更新:5/6(土) 9:26

日刊ゲンダイDIGITAL