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ドルが対ユーロで半年ぶり安値、仏大統領選に注目=NY市場

ロイター 5/6(土) 6:50配信

[ニューヨーク 5日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが対ユーロで約半年ぶりの安値をつけた。

朝方発表された米雇用統計が堅調な内容となったものの、7日に実施されるフランス大統領選の決選投票で中道系独立候補のマクロン前経済相が極右のルペン候補に勝利するとの見方から、ユーロ買いが優勢となった。

ユーロは一時対ドルで昨年11月初旬以来の高値となる1.0999ドルをつけた。

BMOキャピタル・マーケッツのグローバル為替戦略主任、グレッグ・アンダーソン氏は「マクロン氏が勝利すれば、フランスをめぐるイベントリスクは解消するとの見方が台頭しており、そうなればユーロは1.10ドルを上抜けることになるだろう」と語った。米雇用統計については「こうした見方を変えるには至らなかった」とした。

4月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が21万1000人増と、市場予想の18万5000人増を上回った。失業率は約10年ぶりの水準となる4.4%に低下。一方で、3月の雇用者数の伸びが下方改定されたほか、4月の労働参加率は11カ月ぶりの高水準だった前月の63%から62.9%に低下した。

3月の数字の下方改定と労働参加率の低下が、ユーロ買いの材料とみなされた可能性があると、アナリストは指摘する。

終盤の取引で、ドル/円<JPY=>は0.1%高の112.60円。アナリストによると、雇用統計は米連邦準備理事会(FRB)が6月に利上げに動くとの観測を変えるものではなかったため、ドルが対円で高値を維持していると指摘した。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.1%低下の98.655。雇用統計発表後、約半年ぶりの低水準となる98.593をつける場面もあった。

週間ではユーロ/ドルは0.8%高となり、4週連続で上昇する見通し。ドル/円は1%高となる見通しで、上昇は3週連続。

ドル/円 NY終値 112.71/112.74

始値 112.38

高値 112.81

安値 112.35

ユーロ/ドル NY終値 1.0995/1.1000

始値 1.0958

高値 1.1000

安値 1.0951

(表はロイターデータに基づいています)

最終更新:5/19(金) 18:14

ロイター