ここから本文です

【川崎】3発で5戦ぶり勝ち点3!旭日旗問題の逆境はねのけた

スポーツ報知 5/6(土) 6:06配信

◆明治安田生命J1リーグ 第10節 川崎3―0新潟(5日・等々力陸上競技場)

 川崎が新潟を3―0で下し、5試合ぶりの勝利を挙げた。日本代表FW小林悠(29)の1得点1アシストの活躍などで、今季最多の3得点。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の水原三星戦(韓国)で旭日旗を掲出し、執行猶予1年の無観客試合と罰金の処分が科される問題が起こったばかり。暗い話題の中、満員のサポーターに快勝を届けた。G大阪は清水に1―1で引き分け、首位浮上を逃した。

 逆境をはねのけた。後半5分。ドリブルで抜け出した長谷川から阿部とワンタッチでつなぎ、最後は小林が右足で流し込んだ。チーム本来の鮮やかなパスワークからの得点で、5試合ぶりに勝ち点3を挙げた。

 韓国で行われたアウェーのACL・水原三星戦(4月25日)でサポーターが旭日旗を掲げ、アジアサッカー連盟(AFC)から1年間の執行猶予付きでAFC主催のホームゲーム1試合の無観客処分、さらに罰金1万5000ドル(約167万円)の裁定を受けた。藁科義弘社長(59)が「同様の混乱が予想されるバナー類の提出は自粛してほしい」と呼びかける中、ホームの等々力には今季最多の2万5095人が集まった。いつも通り横断幕などは掲げずに試合観戦に集中し、いつも以上の大歓声で応援した。

 ファンの声援に応えたのは小林だ。中村から主将を引き継ぎ、開幕前から「悪者になってもいい」と厳しい言葉を発する一方で「雰囲気が悪くなるのは嫌だった」と遠慮もあった。主将の葛藤に引きずられるように、チームも4月8日の甲府戦から4戦連続未勝利(3分け1敗)。現状を打破するため、小林は3日の練習前に選手ミーティングを開き「戦う姿勢を見せよう」とストレートな言葉で士気を鼓舞した。

 すると、鬼木達監督(43)が「紅白戦でも緊張感が増した」と目を見張るほど、球際の激しさや選手間の掛け声が目立つようになった。気温が24・4度まで上がった新潟戦も「最後まで全員で(集中して)戦えた」(小林)と、チームは今季最多の3得点。昨季リーグ最多の68得点を誇った攻撃サッカーの復活を感じさせた。

 右ふくらはぎ肉離れで約1か月間離脱していたMF大島が先発復帰。リハビリ中の中村憲剛(36)や家長昭博(30)らの実戦復帰も迫る。「皆が戻ってくるのは頼もしい」と小林。反撃態勢が整った。(田中 雄己)

最終更新:5/6(土) 9:11

スポーツ報知

スポーツナビ サッカー情報

海外サッカー 日本人選手出場試合