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初先発は3失点KO…ヤクルト由規に「技巧派」転身の苦悩

日刊ゲンダイDIGITAL 5/6(土) 12:02配信

 ヤクルトの由規(27)が5日のDeNA戦で今季初先発のマウンドに立った。

 しかし、初回から3本の安打と2つの四球を与え、3点を奪われる苦しい立ち上がり。四回途中でマウンドを降りた。二軍で4試合に登板して3勝負けなし、防御率1.04と結果を出して昇格を勝ち取っただけに、「自分の力を出し切れなかった。(感想は)不甲斐なさと悔しさと……。これじゃ一軍では通用しないと思った」と唇を噛んだ。

 トレードマークだった剛速球は鳴りを潜めた。10年には当時日本人最速の161キロを出して話題になったが、この日の最速149キロは、三回に筒香にフェンス直撃の二塁打を打たれた真ん中の直球だった。

 13年オフの右肩手術後も状態が上がらず、15年オフには育成選手へ降格。昨季、支配下に復帰し、1786日ぶりの勝利を挙げた。手術の影響で最高球速は10キロ以上ダウン。何とか活路を見いだすべく、速球派から技巧派へ“イメチェン”した。石井弘寿投手コーチは言う。

「これまでは160キロの剛球とスライダーでなんとか押し切るというやり方だったけど、今は球速がMAXでも150キロくらい。ストレートとスライダーは状態がいいんだけど、カーブとかフォークとか、今まで持ってはいたけどあまり使ってこなかった球種も精度を高めて、緩急をつけた投球や組み立てを駆使してなんとか投げ切るというスタイルに変えた」

 大好きだった酒を断ち、外食を控えて生活習慣もガラリと変えたという。オフにはダルビッシュとトレーニングに取り組み、太りやすい体を根本から変えた。過去の栄光を断ち切り、生まれ変わった“元剛腕”の今季初勝利はいつになるか。

最終更新:5/6(土) 12:02

日刊ゲンダイDIGITAL

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