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アプリや新聞購読「有料で」ニュース取得している人が5割以上――米国

ZUU online 5/6(土) 16:10配信

無料で情報が得れるのが当たり前になった時代にも関わらず、53%の米国人が「新聞やオンラインなどの有料ニュースを利用している」ことが、消費者動向調査 から明らかになった。

しかしこうした傾向は年代が低くなるほど薄れ、ミレニアム世代(18歳から34歳)は37%に落ちこむ。ミレニアム世代の利用者を増やすには、「手ごろな価格」とこの年代に「アピールする話題」が必須となりそうだ。

■無料派も1日数回「ニュース探し」

この調査は米新聞協会の研究機関、アメリカン・プレス・インスティテュートとAP通信NORCセンターが共同で、2199人の米成人を対象に今年2月から3月にかけて実施したものだ。業界団体が実施していることは差し引いて考える必要があるだろう。

調査項目である「有料ニュース」には、紙の新聞・デジタル新聞・情報雑誌・ニュースアプリといった様々な形態の情報媒体が含まれる。ケーブルTVのニュース番組など補足的な媒体は対象外になっている。

過半数がニュースのためにお金を払っていることは冒頭で述べたが、残りの層がまったくニュースに興味がないというわけではない。有料ニュースを利用していない消費者でも52%は「無料ニュースを利用」しており、26%は「将来的には有料ニュースの利用も検討する」、10%は「絶対に利用し始める」と回答している。

これらの無料派は、毎日数回何らかの媒体をとおして最新の情報にアクセスしており、特に政治関連ニュースへの関心が高いという。要するに「世の中の出来事に関心はあるが、自分の身の回りの出来事の方にお金を使う」といった傾向が強い。

■有料ニュースが社交手段?SNSも積極的に活用

近年、デジタル新聞もすっかり定着した感が強いが、昔ながらの新聞も負けてはいない。すでに有料ニュースを利用している層の75%が新聞派であるのに対し、デジタル派は21%だ。

54%が新聞を定期購読しているが、購入の際はひとつの新聞だけでなく、雑誌なども含め複数の媒体を同時購入するケースが多い。5年以上の定期購読派は53%で、意外にも27%が「過去1年以内に定期購読を始めた」初心者だ。

新聞派は「定年退職後に時間の余裕ができた」高齢層ほど多く、若年層になるとデジタルに走る傾向が見られる。

有料派にとって、新聞などから得た知識は重要な社交手段のひとつになっているようだ。特に若年層を中心に、FacebookやTwitterなど、SNSを利用した社交に余念のない消費者が多いのも特徴である。

■無料派は週113円以上、ニュースに使いたくない?

ミレニアム世代の有料派は37%。毎日数回SNSを観覧し、社交場だけではなく情報源としても重視している。

有料派は「最近やっとニュースに回せるお金に余裕ができた」、無料派は「お金を払うほど興味深いニュースがない」ことを、それぞれの理由に挙げている。

すべての年代をとおして有料ニュースが選ばれる理由は、「自分が興味のある特定の分野に関する情報が得られる(40%)」「家族や友人が同じ媒体を利用している(40%)」「割引価格になっていたから(33%)」などだ。新聞についてくる割引券狙いの消費者も少なくはない。

無料派の多くが「週1ドル(約113円)以上払いたくない」と答えたことから、「今後ミレニアム世代の関心が高い情報を手ごろな価格で提供していくことが、有料ニュースの成長につながる」と、アメリカン・プレス・インスティテュートは予測している。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

最終更新:5/6(土) 16:10

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