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<アカギ>福本伸行のマージャンマンガ 誕生と長期連載の理由

まんたんウェブ 5/7(日) 10:30配信

 来年2月で27年間の連載に幕を下ろす福本伸行さんの人気マンガ「アカギ ~闇に降り立った天才~」で、連載の3分の2にあたる約20年間にわたって描かれた鷲巣とのマージャン対決が、4月1日発売の「近代麻雀」(竹書房)5月1日号で幕を下ろした。わずか一晩の話を20年かけて描いたことが話題になった同作。読者を限定するマージャンのマンガながらここまで人気になったのはなぜか。誕生のきっかけ、長期連載になった理由などを担当編集の若島茂男さんに聞いた。

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 「アカギ」は1991年から同誌で連載中のマンガで、コミックスの累計発行部数は約1200万部。裏のマージャン界で伝説となる赤木しげるの若き日の姿を描く。1997年から始まった鷲巣との対決は、殺人鬼の鷲巣が考案した特殊なルールのマージャン「鷲巣麻雀」で、赤木しげるが血液を、鷲巣が巨額の金を賭けて対決するという内容だ。

 --「アカギ」の連載のきっかけは?

 実は苦肉の策から生まれたんです。1990年に「近代麻雀」の看板作品だった能條純一さんの人気マンガ「哭きの竜」が完結することになり、次の看板作品が必要となりました。そのとき、福本さんが「近代麻雀ゴールド」で「天 天和通りの快男児」を連載していたのですが、その中で登場する中年のギャンブラー・赤木しげるの人気が高かったので、福本さんに連載を打診したところ「赤木しげるの若いころならいけるかも」と快諾を得ました。今振り返ると、ヒットを前提にしたお願いなので、相当なムチャぶりだったと思います。

 --最初にアカギの1話原稿を見た感想は?

 当時、私は直接の担当でなかったのですが、読んだときは「ヒットは間違いない」と思いましたね。マージャンのルールを知らない中学生の赤木しげるが、大人も尻込みするような賭けマージャンで勝負して、ヤクザを相手にイカサマをして勝ってしまう……という内容ですからね。何をしたら一番格好良いかを考え抜いています。赤木しげるは、理想のピカレスクヒーローですね。

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最終更新:5/7(日) 10:30

まんたんウェブ