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ムンタリ「差別を受けた自分がなぜ罰を受けなくてはならないのか」 処分は取り消しに

5/6(土) 15:44配信

ISM

 試合中に人種差別的チャントを浴びたことを発端にピッチを去り、結果として1試合の出場停止処分を受けていたペスカーラ(イタリア)の元ガーナ代表MFサリー・ムンタリ。FIGC(イタリアサッカー連盟)は現地時間5日(以下現地時間)、同選手への処分撤回を発表した。

 問題が発生したのは4月30日に行なわれたセリエAのカリアリ戦。この試合で相手サポーターから「モンキーチャント」を受けたとして、ムンタリはダニエレ・ミネッリ主審や副審に何度か抗議した。しかし、これが受け入れられなかったばかりか、自身が警告を受けることに。そこで同選手は抗議の意を込めてピッチから出ていったが、これに対してもイエローカードが提示され、1試合の出場停止処分となっていた。

 この停止処分についてリーグ側の無理解を感じたムンタリだが、所属先のペスカーラからもサポートを受けられなかったという。そこで同選手はFIFPro(国際プロサッカー選手会)に相談。FIFProの協力のもと、申し立てを行なった。

 処分が撤回されたことについて、ムンタリはFIFProを通じ「やっと自分の声を聞いてもらったと感じている。この数日間、とてもつらかった。腹が立ち、孤独に感じた。まるで犯罪者のように扱われたんだ。人種差別の犠牲者になったのに、なぜその自分が罰を受けなくてはならないのか」と憤りを示した。

 ムンタリはまた「ほかの選手が自分のように苦しまないよう、今回の件が役に立てばいいと思う」「これがイタリアでのターニングポイントになることを願っている。そして、自分の権利のために立ち上がるとはどういうことか、世界に示すことができたら」とも述べている。(STATS-AP)

最終更新:5/6(土) 15:44
ISM