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阪神強さの秘密は新標語「明るく厳しく根気よく」

5/6(土) 14:00配信

東スポWeb

 2位・阪神が5日の首位・広島戦(甲子園)に8―5の逆転勝利。今季2度目の3連勝で貯金は最多の「6」とした。4点ビハインドに屈せず、伏兵・梅野隆太郎捕手(25)がV打を含む2試合連続の3安打で3打点をたたき出すなど打線が奮起した。開幕からの守乱続きで調子を落としてもおかしくないのに今年の虎は頼もしい。舞台裏では「新標語」の存在が、がぜん力になっている。

 昨年18敗(7勝)を喫した天敵・広島に派手な逆転勝利。「反発力を見せてくれた試合。広島にウチのエース(メッセンジャー)が投げて4点取られたけど、底力を見せた。エースで勝てないのか、というところでよくはね返してくれたと思う」と金本監督が笑顔で振り返ったのも無理はない。好調2番の上本が初回の守備で右足首を痛めて途中交代し、先発メッセンジャーが4失点するなど敗戦ムードの中、7回に打者一巡の猛攻。一死二、三塁で今季正捕手の座についた梅野の左中間三塁打で逆転すると糸井が右前適時打、福留が左翼へ適時二塁打を放つなど一気に5点を奪い試合をものにした。

 それにしても今年の虎は頼もしい。開幕から12球団ワーストとなる27失策(5日現在)と守乱続きでも好調を維持。実はその秘密に「新標語」がチームの雰囲気を変え、いい方向に導いているという。それは「明るく厳しく根気よく」。就任2年目の今季、金本監督は「1年目は“厳しく明るく”をモットーにしていたけど今年は逆に“明るく厳しく”と明るさを先に出していきたい」と話していたが、そこに“根気よく”が加わった。

「“明るく厳しく”の後に“根気よく”というのを入れて監督は戦っている。選手を簡単に見限るのではなく、諦めずに指導して結果を出させる。だから今年で言えば中谷、上本がチームの力に成長してきた。今は“明るく厳しく根気よく!”が首脳陣の新しいスローガン。それがうまくいっている」(球団幹部)。この日の試合後、金本監督は2試合連続の殊勲打を放った梅野の成長について「担当のコーチが諦めないというか、根気強く指導してくれた成果」とコメントしたように「根気」が新たなキーワードだったのだ。

 首位・広島に1差と迫った中「この時期の順位は考えてない。今は離されないように貯金を増やしていくということ」と金本監督は話す。振り返れば2003年の優勝時、当時の田淵チーフ兼打撃コーチはダイエーの創始者・中内功氏のモットー「ねあか・のびのび・へこたれず」の3つをナインに覚えさせて鼓舞した。今年の金本阪神では首脳陣が今後も「明るく厳しく根気よく」を徹底していく考えだ。

最終更新:5/6(土) 15:17
東スポWeb

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