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国内最年長41歳・佐々木基樹が敗北で引退表明「時の流れにあらがえない」

5/6(土) 21:07配信

デイリースポーツ

 「ボクシング・6回戦」(6日、後楽園ホール)

 元東洋太平洋2階級制覇王者で、日本ライト級8位の佐々木基樹(帝拳)が石川元希(M・T)に0-3の判定負け(59-55、58-56、58-57)を喫し、試合後、引退を表明した。

 国内現役最年長41歳の佐々木は昨年2月、特例により現役復帰した。対する石川は15年の東日本新人王の24歳。17歳差に加え身長、リーチともに佐々木が劣る一戦だった。

 長いリーチから繰り出される石川のジャブになかなか入れない佐々木だったが、強引に飛び込みながらパンチを打ち込むなど果敢な攻めも見せた。3回にはパンチで石川の右目上を切り裂いたが、若い石川の勢いは止められなかった。

 試合後の佐々木は控室で「思うようなボクシングができなかった。1ラウンドから向こうのペースにはまってしまった。これというタイミングのパンチもあったけど、みんな空を切った。パンチの精度が悪かった。物言いとかつかない」と完敗を認めた。試合後のリング上で石川から「『大ファンでした』と言われた」と明かし、照れくさそうに笑った。

 そして今後については「力ここまで。次はないし、自分に幻滅しました。将棋で14歳の中学生が羽生名人に勝ったり、どこかで世間は新旧交代を望んでいるんですよね。自分はまださせない、と思っていたけど、地球上のいかなる人間も時の流れにはあらがえない」と、引退を表明した。

 佐々木は昨年2月に特例で復帰。日本ランカー入りし、日本タイトル獲得を目標にしてきた。「41歳でボクシングをするのは若い奴より大変なんですよ。よくやる、という人がいるけど本当にそう」と、自分自身との闘いにもピリオドを打った。