ここから本文です

【札幌】頼れる主将・宮沢の決勝点で本拠不敗を5に伸ばす

スポーツ報知 5/7(日) 6:04配信

◆明治安田生命J1リーグ 第10節 札幌1―0大宮(6日・札幌ドーム)

 北海道コンサドーレ札幌が、頼れるキャプテンの一発を守り抜き、今季初の完封勝利を飾った。ホーム・大宮戦の後半13分、左CKからのこぼれ球をMF宮沢裕樹(27)が押し込み、今季初得点となる決勝弾。1―0で制し、4試合ぶりに勝ち点3を獲得した。過去2度のJ1舞台では最下位と結果を出せなかった宮沢だが、主将2年目の自覚と向上心で力強くチームをリード。ホーム不敗を「5」に伸ばし、勝ち点12で暫定14位となった。

 予感がした。後半13分、左CKの好機。宮沢の頭に、得点のイメージが沸き上がった。DF福森が蹴ったボールにFW金園が頭を合わせた弾道は、左ポストを直撃する。その跳ね返りが相手DFに当たり、宮沢の前にこぼれてきた。倒れ込みながら右足で押し込んだ今季初ゴールは決勝点。「何となく来るなと思っていた。あそこにいるのが大事」と表情を緩ませた。

 相手は最下位の大宮。目標のJ1残留を果たすために勝ち点3は譲れなかった。「自分たちより下位のチーム。勝たなきゃいけない試合だった」。4戦ぶりの勝利で、ホーム不敗も5試合に伸ばした。順位も14位に上げ、「勝てて良かった」と本音を漏らした。

 プロ1年目の2008年と12年に経験したJ1は、ともに最下位に終わった。「三度目の正直」へ、試合が終わるたびに自宅で自身のプレーを映像で振り返ることを常とする。「何を考えてこの選択をしたのか、思い返しながら見ている」。次なる戦いで最良の結果を出すため、いいイメージは継続しつつ、反省と修正も怠らなかった。

 「J1では1試合の負担も違う」と、帰宅が遅くなってもクラブハウスでケアする時間も増やした。同時に主将として仲間とゲームでコミュニケーションを図り、雰囲気作りに努めてきた。「もっとうまくなりたいし、やれると思っているから」。多くの努力が主軸を張る礎となっている。

 室蘭大谷高時代の監督、加藤栄治氏(60)が今季初めて駆けつけた。高校3年時、プロ入りを迷う宮沢の背中を押した恩師の前で結果を出し、「面目を保てて良かった」と笑った。あれから10年、札幌にとって欠かせない男に、宮沢は成長を遂げた。(砂田 秀人)

最終更新:5/7(日) 6:04

スポーツ報知